サクラ咲くサク桜丘

Arriba――店長の夢を乗せたメキシコ料理店、出発!

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【今回の桜な人々】
Arriba
岡田 聡さん


〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町14-10(マップ


「これだけ桜丘を回っているのでしたら、○○には行ったことありますか?」
1年以上に渡って桜丘のいろいろな扉を開いていると、取材にてこう聞かれることはよくある。ありますよ、そう答えて話に花が咲き、いやまだなんですよ、これでそのお店を教えてもらったり、また取材の話まで通していただいたりすることもある。みなさん桜丘内でいろいろな繋がりがあることを実感する、どこか嬉しい気持ちになる。
また、こういうケースもある。
「新しくできた○○ってお店、どんなお店なんでしょうね?」
別れと出会い、ではないが、あるお店が残念ながら閉店して、その後に新しいお店ができる。気になるけれども、どんなお店なんだろう……? そこで当コーナーで取材していれば、そのお店のことを知ることができる。もちろん、出来たばかりだと当コーナーも未訪問のことばかりなのだが……。

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「坂の上に出来たメキシコ料理のお店、どんなお店ですかね?」
昨年の12月のこと、2軒の取材先で立て続けにこう質問された。多国籍の料理が揃う桜丘でも珍しいメキシコ料理のお店だけに、みなさん気になるご様子。それはもちろん当コーナーだって気になる、ということで、いそいそと取材のお願いに参上したが、笑顔の店長さんの「いやー、すみません。徒手空拳で始めたものですから、まだバタバタで……ランチを始めたりもしますので、その後に必ず!」との言葉にじっと我慢。そしてようやっと新年度一発目に登場と相成った。
「いやお待たせいたしました(笑)。『Arriba(アリーバ)』です」
ここは桜丘でいちばん高いところになる中央通りの頂上にあるメキシコ料理のお店。最初のお願い時と変わらぬ笑顔で店長の岡田聡さんが迎えてくれた。

“徒手空拳”の言葉通り、『Arriba』の開店は岡田さんにとって突然のことだった。
「実は私は、飲食店の経験はないのですよ(笑)。もともとは個人事業として洋服を扱う仕事をしていたのですが、そろそろ別の仕事をしようかな……と思っていたんです。そこに、以前この場所に入っていた居酒屋さんが撤退されるのを知りまして。その居酒屋さんと共通の知人がいたものですから、じゃあやります、となったんです。で、飲食店はやってみたいなあ……と思っていたので、じゃあどんなお店にしようか……と。いろいろと調べましたが、私自身の味の好み、そしてコロナやテキーラなど美味しいお酒が多いこと、それに桜丘で他にない(笑)。これらからメキシコ料理屋さんにしたんですね」
開店が決まってからは「まさに突貫工事(笑)」。桜丘を歩いていてもたしかに前店舗の取り壊しから完成までみるみるうちに進んでいったのをよく覚えている。そして昨年の12月7日に無事オープン。
「思い立ってから開店まで2カ月ですよ。『普通は1年くらい掛けるもんだ』ってずいぶん言われました(笑)。その分、だいぶバタバタが続いちゃったってわけです。ごめんなさいね」

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飲食店の経験がないと言う岡田さんだが、いただいたブリトーなどメキシコ料理の数々はもちろん味わい満点。それはですね……と、意外な秘密を教えてくれた。
「たしかに経験はないですし、メキシコ人でもないわけですが(笑)、私がよく通っていたメキシコ料理店の味をスタッフの力なども借りて再現できればと思っているんです。そのお店はもうないので、もしもですよ、『お、メキシコ料理か……』と入ってくれたお客さんが、『あれ、この味はどこかで……』なんて言ってくれたら最高ですし、そこを目指したいですよね。
話は変わるようですが、スペイン語である『Arriba』にはいろいろな意味があるんです。現地での簡単な乾杯の方法として、最初に『Arriba!』と言ったりもしますし、“最高”とか、はたまた“起動”なんてのもある。その私が通ったお店を味の面で“再起動”する。後付けなんですけれど(笑)、そんな意味も店名にはありますね」

飲食店は夢の実現ですし、もう後戻りは出来ませんから……そう語る岡田さんにはまさに“最高”の店名、そしてお店であろう。
「まだ開店してすぐですが、ランチにディナーに頑張っています。メキシコの美味しい料理、そしてお酒を楽しみに来てください」
桜丘のてっぺんから、夢の満願成就へ向けて――笑顔の店長とともに『Arriba』は歩み始めたばかりだ。

Q・あなたにとって桜丘とは?

「終の棲家(ついのすみか)にするべき街です」


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サボテンが見つめるオレンジ基調の店内。パーッと宴会の際はテーブルくっつけてGO!

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さ、いただきましょう。当然頼みますよね、タコス。こちらタコスプレートは必須の野菜やサルサソースは当然として、ミートやチリなどメインの具材もたんまり。いろいろなタコスが800円で楽しめますよ

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こちらはランチで楽しめますブリトー。某コンビニチェーン商品で覚えた人も多そうなこのお料理、専門店で食べると皮はモチモチ、中から溢れるチーズに悶絶しますよ。ランチはサラダバーにドリンクバー付きで980円!

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アボガドをディップソースにしたのがこのワカモレ。料理の中休み、お酒のアテには必須の一品ですね。お手頃500円にて

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満腹の頂上を目指すべくドーンとメキシカンスペアリブをオーダー。スパイシーなソースとともに豪快な大きさのポークにかぶりつきましょう。1000円、どうだ!

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ここはメキシコ、お酒はやっぱりテキーラで決まり! ワンショット300円のものから、数々の銘柄が揃っておりますが......この写真のポルフィディオというテキーラ、あのロバート・デ・ニーロも愛飲というもので「こちらは45CCで差し上げますが......すみません、2000円です(笑)」






  エンタメ サクラ咲くサク桜丘   記:  2012 / 03 / 30

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