編集長!今日はどちらへ?

年の初めはアイス始め!!!年収めだってアイス!

2014 / 01 / 22

年明け早々の4日から3日間アイスな毎日を過ごした。

年末年始のアイス三昧は恒例だったりもするんだが、なぜか今シーズンは出遅れ感が否めない。昨11月から12月にかけてのギリシャ、次に城山、城ヶ崎とぬくぬくクライミングが続いて、ようやく12月29日、30日でシーズン初アイスだった。
しかも例年、「バリエーションルート登りしつつ、ちょこちょこ鉱泉キャンデーで慣らしつつ、そろそろ滝登りも」ってな行程だったのが、この度はいきなり29日は峰ノ松目マルチ、ついで30日にはジョウゴ沢マルチだったから、なんだか「どうやるんだっけ?」な感じ。「怖い!」が先に立って体が硬直もだし、アックス、アイゼンがアタシによそよそしいし、氷が遠い。ただただ必死。とにかく腕パンの足ヨレ。より、とにかく寒さにやられて、正月寝込んだ。

1月4日
岩根山荘アイスツリー
言えば病み上がりながら、アイスというものを、ちょびっと思い出したかな?

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夕方美濃戸口へ移動。八ヶ岳山荘泊。
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一風呂浴びて(風呂に入れる!)、生ビール(生がある!)ぶはーッで、スペイン産生ハムつまみに藤森さん(小屋主さん)おごりのワインをいただく。ハピハピ!!!

1月5日
峰ノ松目沢アイス
今シーズン2度目の峰ノ松目。お天気に恵まれて、南八ツのアイスでこの気温は近来ない経験。奇しくも暮れの峰ノ松目が予行演習になったと見えて、1回戦ではF8で力を使い果たし最終ピッチは敢え無くギブだったのが、なんとか最後まで登れた。(最終ピッチで油断して1回落ちたけど) 以下、峰ノ松目沢F1〜F8

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おばちゃんとこ・赤岳山荘泊

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1月6日
南沢大滝&小滝。3日目ともなると、アプローチの1時間30分がキツイ。

南沢大滝。
50mバーチカルとは聞いていたが、眼前の大滝は大迫力。難しいというわけではないが、長い分疲労がたまって、登りきるのにアゴが出る。ずっと登りたいと思っていたので、登れて、すんごく嬉しい!!

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南沢小滝
きっと大勢の人が登ったのだろう。穴ぼこだらけで、アックスを打つことも、アイゼンで蹴ることも全く必要ないぐらい。だから1回登ったら「もういい」感じ。

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2014年の登り始めはアイスだったが、2013年の歳収めもアイスだった。
年末28日から30日まで南八ヶ岳にアイスクライミングに出かけた。2013年3月から9が月振り、今シーズン初になった。
もうね、出かける前から緊張!初アイスがマルチなわけで、対応できるのかが心配。だいち体が寒さ慣れしてなくて、横浜、東京の寒さすら寒くてたまらない耐寒身体状況で一体、南八の極寒に耐えられるのか自信もない。

2013年12月28日
美濃戸から鉱泉に上がった。何度も上がっているが、美濃戸から独りで上がるのは、そうそうないことだ。
今シーズン初の雪の八ヶ岳を楽しみながら、靴の下で雪が鳴る音を聞きながらゆっくり上がった。

datin140121_07.jpgゆっくり家を出てきたから、鉱泉に着いたら16時30分だった。寒い!!
三苫ガイドは本日は他のクライエントと南沢大滝でテント泊で明朝、鉱泉へ上がってくるということで、梶山ガイドと同宿させてもらう。明後日一緒のちえさんも。

datin140121_12@.jpg12月29日
峰ノ松目マルチ。出かけ際、気温はマイナス10度を下回り、かなりの寒さ。時折、陽が射すのがせめてもの救い。

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▲峰ノ松目沢。振り返れば、中央が赤岳。右が阿弥陀岳
どこをどう登ったのか皆目記憶がない。なんだか終始「どうすりゃいいのよ?」で、ただ無我夢中。力もないくせに力づくでやるからF8で力尽きて最終ピッチに手をかけるも、もう腕が言うことを聞かなくて、敢え無くギブ。終了点を踏めなかった。おまけにロワダウンをやり損って、振られた拍子に横ケツ思いっきり氷壁にぶつけたから、痛いんのなんの!

datin140121_10.jpg12月30日
ジョウゴ沢マルチ。前日にも増して気温が低い。気温が低いだけでなく時折強い風が谷筋から吹き上げてくる。耐寒気温は相当低い。歯の根が合わない。膝がガクガク揺れる。
そこへ以てきて、緊張と怖さからアックスを思い切り握りしめるもんだから、手指の先の血行が悪くなり、痺れてくる。F1だかF2だかを登りきったところで、いったん滞った血流が一気呵成に指先めがけて流れ込んで、手指が死ぬほど痛くなる。
その痛みたるや、想像を絶する。切って捨ててしまいたいほど、と言っても大仰ではないくらいなのだ。しばらくは「いったいッ!いったいッ!」以外ものも言えず「ばんばん」はたいたり、もんだり、すり合わせたりして耐えるより他ない。

だから、寒さ極まる時にしか見られない光景に出合えるのは、これはもう、神様の贈り物としか言いようのない極美とでも言おうか!「この景色を見るためにここまでやってきた」そう思える瞬間だ。

datin140121_11@.jpg年末年始、都合2度のアイスクライミングを経て「もうすっかり冬体になりきったか?」と問われれば「ノー」と答えざるを得ないわが身が、不甲斐なくもあり、「寄る年波」なのかとため息が出る。
それでも、言えば短いアイスの時期を精一杯楽しみたいとも思えるのは、明日の行方定かでない齢域に入ればこそなお、今シーズン、今月、この日に天の恵みの織り成す雪氷絵巻を眺めたい一心からなんである。

*ギリシャクライミングなど、2013年度中の山行で未公開なものについては追って上げていきます。請うご期待!!!

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*Blog「日々楽観」はこちら

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