憎いウンチクshow

「降りられる、ただし出られない」そんな謎の駅

2012 / 03 / 16

明日3月17日はJRグループのダイヤ改正が行なわれる。先週の東海道・山陽新幹線全通の話も3月10日(1975年)だったように、国鉄時代から全面ダイヤ改正はこの時期に実施されており、そこでは青函トンネルの運用開始(88年3月13日)であるとか、成田エクスプレスの就航(91年3月19日)などの大事業がちりばめられている。それ故、来年も当コーナーが存続していれば、3月半ばには必ず鉄道ウンチクが登場することだろう。まあ時期を選ばず登場頻度が高いのも間違いないのだが(笑)。

今回ももちろん鉄道のおはなし。とは言ってもダイヤ改正とは関係がないのであしからず。

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JR鶴見線の海芝浦駅
とにかく乗るのが好き、など一部の好事家を除き、一般的に電車に乗る理由とは何か。それは「目的地の最寄り駅で降り、改札を出てその場へ行く」である。基本的には電車を降りるだけでは成立しない。いわゆる“エキナカ”施設などを使うのが目的でなければ、駅を出るまでが電車に乗る目的だ。
何を当たり前な、という話だが、世の中にはその目的が成立しない駅がある。かつて“路線図に存在しない駅”として注目した貨物駅、こちらも……と言うまでもなく、貨物列車には乗車すらできない。営業車両が停車するれっきとした旅客駅ながら、乗客は全員降りられても、駅を出られるのはほんの一部でしかない、そんな駅が実は神奈川県横浜市にある。

その駅とは「JR海芝浦駅」。JR鶴見駅を出発する鶴見線の海芝浦支線の終点であるこの駅は、彼の大企業・東芝の京浜事業所の敷地内(!)にあり、改札を出るとそこは東芝の所有地であることから、従業員や通行証を持った関係者以外が出場するといわゆる“不法侵入”になってしまう。突然の用事であらかじめの許可なく訪問した場合なども、事業所の正門があるお隣のJR新芝浦駅を利用するように案内されるので、本当に一部の人間のみが“降りて出る”という電車の目的を果たせる駅なのである。

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海芝浦駅からの夜景。
左が鶴見つばさ橋、右奥が横浜ベイブリッジ
ただこの海芝浦駅、東京湾に面していることから、ホーム上から京浜工業地帯の工場群や横浜ベイブリッジ、鶴見つばさ橋、横浜港の花火大会、そして初日の出などを一面の海とともに眺めることができる。また、駅から出場しない形で東芝が「海芝公園」という公園を開園しており、デートコースや憩いの場として注目のスポットだったりする。

鶴見線自体もかなりのマイナー路線。そんな電車に飛び乗って、一面海の出られない駅を訪ねる、そんな楽しみがあってもいいのではないだろうか。ただし、こちらも以前紹介したことだが、電車は駅から出場しなくても目的を果たした時点で乗車終了鶴見駅から海芝浦駅までの運賃150円、往復分で300円が正しい運賃である。











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