鉄、この部屋

【No Train,No Life】「時刻表」をめぐる冒険

2014 / 05 / 02

突然ですが、あなたは鉄道の『時刻表』を読めるだろうか。

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※クリックすると大きくなります
あ、各駅に掲示されている“○○線の到着時刻”だけが出ている掲示板のことではない。上の写真のコレ、である(クリックすると大きくなります)。特に考えることもなく、東海道本線の下り電車のページを撮ってみたのだが、たとえばいちばん左の柱を見てみると、「15時52分に東京駅の10番ホームを出発する東海道本線で、各駅に停まりながら小田原に17時18分に到着する」のが読みとれる。この際、東京駅の10番線発着なんて情報はわからなくても結構。自分が乗ろう、降りようとする駅に何時に着くかだけわかれば、あなたは充分に時刻表が読める人と言っていい。左から3番目を見て「高崎発で池袋回り、東京には行かないから、これは“湘南新宿ライン”」なんて思いつく必要もない、念のため。

何時に出て何時に着くかがわかる時刻表。これが読めるだけで旅に出た気分になれる“ダイヤ鉄”(注・時刻表は“タイムテーブル”、ダイヤは“ダイヤグラム”であり、これらは別物としてまた書きます)という区分もあると聞く……いや、聞くもなにも私はけっこうなダイヤ鉄だという自覚がある。育ちは横浜だが生まれたのが福島県の喜多方で、30年以上前に喜多方へ特急「あいづ」でたびたび向かった際、よく時刻表を見ていたのが最初の記憶である。うん、いろいろな素養はあったということだろうな、たぶん(笑)。

そんなであるから、たいていの人、特に区切れば30歳代以上の人はたいてい時刻表が読めるものだと思っていたが、実際はそうでもないらしい。先日、東急線の時刻表を持っており、頼まれてそれを見せたところ、「これ、なにが書いてあるんですか?」と目を白黒されてしまった。まあ30歳代中盤でも女性だし……と考えて、男性に話を振ってみても答えは同じ。
「じゃあどうやって乗る電車を決めるのよ?」
我ながら間抜けなことを聞いてしまった、というかいつもは自分だってやっている方法なのだが、いまやネットでの検索でいいわけだ。先に「30歳代以上」と書いたのは、インターネットの普及がだいたいそれくらいという区分であり、先に話を振った男性は23歳で「触れたこともない」と言っていた。まあ10歳代でも女性でもなんでも、鉄な人はそんなことはないのだろうけれども。試しに当サイトでも鉄道のことをよく書いておられる佐々木香有里さんに聞いてみたところ「昔は乗り継ぎはマイ時刻表で調べてましたし、先日の大井川鐵道の旅も時刻表を見ながら考えました」とのことだった。素晴らしい。普通は読めるよねえ。いやいや、我らが特殊なのかねえ。



「すみません、今日中に京都まで行きたいのですけれども……」
おなじみ田町駅にて、初老の男性がそう声を掛けてきた。はいはい、ではお隣の品川駅から新幹線で……と当然のように返したのだが、「いや、普通列車で行きたいんですよ」と。たじろぐ私に、行けますかね、と念を押してきた男性とともに小脇に抱えた全国時刻表を開く。

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沼津駅での東海道本線。京都駅はまだ約400キロも先
東京から京都までが東海道本線と言っても、時刻表の1ページに全区間が載っているわけではないので、まずは静岡まで行って、そこから大垣までのページへ飛んで……などと繰り返して10分ほどだったろうか。14時半過ぎに品川を出る東海道本線から、様々な乗り替えを経て京都まで繋がるルートがあることがわかった。24時を回っちゃうので今日中ではないですが今日の終電までには着きますよ、そう告げるとニッコリ笑って「じゃあ、行ってきます。ありがとう」、そして「もう着いたような感じだね」と改札に向かった。
そう、これ。
私も夜中の京都に降り立ったような気分――。
冒頭にも書いたけれども、これが時刻表のいいところなのである。

ま、
いまこのためにネットで『田町→京都』、さらに「新幹線使用」、「有料特急使用」、「空路使用」、「高速バス使用」、これらのチェックを外してクリックしたら、1秒も掛からずに途中の乗り替えまでキッチリ紹介してくれた。
なんと風情がないことだ……なんてのはダイヤ鉄の戯言であることは否定しません、はい(笑)。

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こちら、検索に1秒も掛からなかった“満額回答”











連載 鉄、この部屋   記:

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