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撮影年月日 |
2002/10/05 |
撮影場所 |
横浜市青葉区 |
学名 |
Labiatae salvia nipponica |
科目・属 |
シソ科アキギリ属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
低い山地の木陰 |
分布 |
本、四、九 |
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3点セット
なんて不思議な花姿。見れば見るほど面白い。
ぱっと見おとなしやかに、静かに咲いて見える。「黄花秋桐」の名にし負う。
が、よくよく見ると、生まれたての恐竜のアカちゃんかな、の風情。
チョロリと長い舌を出して、ママを探している?
くだんの散歩コース。時折歩く小さな谷戸に細々と耕された田んぼ脇の、チョロチョロ水の絶えない流れに覆い被さるばかりにヤブになって、奥の奥まで続くどてっぺり。
いつもは「このへんで・・・」とひき返してしまっているその先。「つい3日ほど前にもここまで来たんだから」と何気なく歩を進めただけだった。
水に頭を突っ込もうとするかのように、下の流れに向かって垂れて咲いているのを見つけた時は狂喜した。
ひとしきり撮ってから、ふとあたりを見渡したら、すぐ近くにヤブを切り開いた幾ばくかの空き地があった。ここを耕している人の作業場かな?
「マ、マムシ!!いたらどーすんのよ」
オードリーさんの止めるのも聞かずにズンカズンカ分け入った。
空き地のどん詰まり、再びヤブと林に続くあたりの木陰に何株も見つけた。
いつもと違うもう1歩。その1歩の踏み出しが新しい何かに導く「初めの1歩」につながる。
ささやかな好奇心、おいそれとそれに動かされるオッチョコチョイ。冒険心などというには少々お粗末な、ちょいとばかりの無鉄砲。
どうやらこの3点セットが備わっていることの「さいわい」かもしれない。
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