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フジアザミ


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撮影年月日 2013/08/25
撮影場所 広河原/山梨県南アルプス市 
学名 COMPOSITAE Cirslum purpuratum 
科目・属 キク科アザミ属 
季節 夏 
生育地 低山帯から高山帯の日当たりのよいガレ場や砂地に生える多年草 
分布 本州(関東、中部地方。埼玉、茨城県を除く)。日本固有 

雨に打たれて…

広河原の標識の脚元に大きな株をなして、生憎の雨に打たれていた。すぐそばを流れる河原の土手にもたくさん咲いているのが伺えた。

パッと見オヤマボクチだと思った。てっきり。
帰って図鑑を見るのに「山に咲く花」山と渓谷社を手に取った。広河原の標高1520mからいって中低山帯に生息の植物群に属していると考えたから。

ところが、図鑑のそれは先姿や風情はよく似ているが、花も若干違うし、何よりも葉が大きく違っている。オヤマボクチの葉は何となくハート形に近く、トゲがないのに比しこれは羽状に激しく中裂し、縁に痛そうなトゲがある。
そこで次に「高山に咲く花」山と渓谷社の同じキク科アザミ属を調べたら、フジアザミと分かった。低山帯から高山帯と生息標高が広く、つまり対応力が高く、しかも日本固有という。
さらには「荒れ地に種をまくと、3年目には花が咲く」とある。ほんとに種を撒けばうちの庭でも咲くというのか?
そいつぁ豪気だ!!

7月24日広河原を出て白根御池小屋を目指した。雨に合うかもしれないと心配したが、なんとか降られずに小屋にたどり着いた。途中の山道脇は草花の宝庫。初めてお目にかかるもの、見たことはあるが撮れてないもの、ざっと10種は見かけた。
25日にバットレスを攀じって北岳山頂から一気に下山せずに、小屋でもう一泊して、翌日ゆっくり草花を撮りながら降りるのもいいなと妄想を膨らませた。

ところが肝心の登攀当日、出発予定の02時に雨がパラパラし出した。
マジか?!!!

様子待ちすれど空しくリミットの03時なっても止むどころか、雨脚はすっかり諦めがつくほどに激しくなった。
あああ〜

雨の中の下山。雨具の外から中からぐしょ濡れだわ。やれやれ草花など目にくれるゆとりがあろうはずもない。バスターミナル脇に咲いていたフジアザミが撮れたのがせめてもの一期一会の「ご縁」だったことだ。


記:2013-08-27