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オドリコソウ


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撮影年月日 2016/04/16
撮影場所 丹沢塔ノ岳登山口付近 
学名 LABIATAE Lamium album var.bartum 
科目・属 シソ科オドリコソウ属 
季節 春 
生育地 山野や道ばたの半日陰に群生する 
分布 北海道、本州、四国、九州 

オドリコソウの言い訳

2016年4月16日に丹沢塔ノ岳に登りに行った。小田急線渋沢からバス20分ほどの大倉から歩き始めて5分も経つか経たないかで目に留まった。小さな家1軒建つかぐらいの狭い空き地の下草に混じって、ひょいひょい黄色い顔をもたげていた。

これはまた珍しい!黄花のオドリコソウ。
ここまで黄花で下唇が濃いオレンジ、しかも斑入りの葉をしたのは初めて見た。
「わー!撮っていい?」
思わずザックを降ろしてカメラを引っ張り出す。
実はこの度は歩きトレーニングと称し可能な限り早歩きで、のつもりで出かけてきたのだったことなど、すっかり吹っ飛んでしまった。

2008年にクライミングに出かけた「鳶岩」への駐車場では純白なのをみつけたが、白花のものは大概は「白といえば白だがクリーミーム色の薄いのとも言えるね」が多い。
よく見かけるのは紅色の種だが、これはこれで見る所々によって色合いに差異がある。薄紅から濃い紅色、花芯から外側に向かってグラデーションしているものまで千差万別だ。
2012年にトルコのアララト山、標高4200m地点で見かけたのはそのグラデーションタイプだったが、恐ろしく白い毛がもじゃもじゃだった。

恐らく思うに紅色で薄過ぎず濃すぎず、「グラデーションしてるっちゃ、してるな」タイプが最もスタンダードでよく見かけるものではないかと思う。よく見かけると言っても真っ都会では見出せるべくもない。かといって深山幽谷に棲家することもない。よく言うところの「田舎」とか「里」といった類の丘山際の林下の半日陰によく生える。
育ったところはちょうどそんな土地柄だった。家からほどない寺の背面の墓地周りの椿林の下に群れをなして咲いていた。
友達がいないわけではなかったが、独り遊びも好きだった。墓地が怖いという感覚もなくオドリコソウの時期になるとでかけては花を抜いてほんのり甘い花蜜を吸って遊んだ。
だから、今でもオドリコソウを見ると懐かしい心地がするのだ。

「登り3時間、できれば2時間半ですよ」
は目標ではあるが…
そんなこんなで、花を見つけては撮り、暑いと言っては立ち止まり、喉が渇けば休憩し、おまけに下山で軽く右足首をひねりしたもんだから、塔ノ岳登って降りてコースタイムの8がけどころか、倍近くもかかってしまった。
というのもいい訳で、カナダアイスで負傷して3週間以上ブランクがあった、というのも言い訳にならず、この遅い足は何とかならんのか!(微妙に言い訳してるし)

絶望!!!


花期は4月から5月


記:2016-04-20