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RAOSラオス2017-04


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撮影年月日 2017/11/25
撮影場所 グリーンクライマーズホーム・ラオス 
学名 --- 
科目・属 --- 
季節 夏 
生育地 --- 
分布 --- 

想いは遥か

いやあ、見つけましたよ。自生のラン!超絶嬉しい!!!

ラオスday4だったかなあ?!初めて行くエリアに足を運んだ。Open all Hoursエリアで男性陣は大奮闘、6c+のオンサイト合戦を展開。私は見てるだけ〜。あ、ビレーもしたけどね。これがまた観戦が楽しいのよ。
6a+ にトライするもトップアウトもままならず。ってか気になって仕方がない件が…
岩の間に間に立派な単子葉系の株が見えるのであるよ。

Open all Hoursエリアで一段落して一段上のエリアへ移動しようかとなった時。実は足場の悪そうな崖登りがしたくなくて気が進まなかったんだが、唯一緑の株を間近かに見たくてしぶしぶ移動した。緑の単子葉系の株は緑鮮やかで、しかもおびただしい株数が群生していた。これが推測通りランの類ならいかなる花を抱くんだろうかと夢想したが、花茎さえ出しているものは一株だに見いだせなかった。

一段上がったSwiss Oldiesエリア5bが篠原ガイドにトップロープを張ってもらって、なんとかノーテンで行けたが、それよりもある一点に私の目は釘付けになっていた。岩場の前はあまり安定のよくない狭い足場があったが、岩の反対側は落ちていて、枯れた木の枝やら、つたの類で半ば覆われていたが、何やら白い花らしきがたった一輪咲いている。少し距離があって何の花やら見分けがつかない。どんな葉なのかも把握できない。

長い時間、私は待った。「下がどうなっているかわからい。危ないよ」と言われているところを敢えて足を入れようというのだから、おかしなタイミングで行って登りの邪魔をしてはいけない。クライミングの集中を切らすような真似はしたくなかった。
「さて今日はこれにて終了」となって初めて「ちょっとあれを撮りに行きたいんですけど」と発する。

恐る恐る薮に足を踏み入れる、枯れ枝やツルを踏みしだきながら下の足場を慎重に見極めながら、少しずつ少しずつ近づいて行く。

やっぱり…
ランだ!!!
葉が数枚しかなくて花茎が1本だけしか立っていないが、紛れもなく純白なランだった。震えた!

帰国して2週間後ぐらいに思いは遥か岩場に飛んだ。思いがけなく撮れたが、恐らくあれは咲き始め。時節は花期の頭だったに違いない。葉が2、3枚しかない小さな株につけた花のなんと美しく、従って辺りを席巻していた大きな株が花期を迎えたら、恐らく一株に4、5本は花茎が立って、1本ごとに十数の花をつける。それがまた何十という株が一斉に咲いたら!と思うと、文字通り妄想心はもうかの地に飛んでしまうのだった。

*ラオスは日本とは植物生息気候区分帯を異にしているため、手持ちの資料では同定が難しい。さらに、よしんば酷似した種を探し得たとしても、同定の根拠が定かとは言い難い。よってRAOS2017-01からの通し番号とする。(撮影順)





記:2017-12-29