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コウシンソウ


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撮影年月日 2019/06/14
撮影場所 栃木県庚申山 
学名 LENTIBULARIACEAE Pinguicula ramose 
科目・属 シソ目タヌキモモ科ムシトリスミレ属 
季節 夏 
生育地 岩場に生える多年草、日本固有種 
分布 本州(関東地方北部) 

負けるなコウシンソウ!

2019年6月13日、14日栃木県の庚申山に出かけた。
コウシンソウの名は言わずと知れた庚申山で発見されたというのが所以。ちょうど花期がピークと聞いていたから、行く前からコウシンソウとの邂逅に胸が膨らんだ。

13日避難小屋・庚申山荘に泊まり、14日にはいよいよ庚申山に登った。お山めぐりルートを行ったんだが、しばらくの岩場にはコウシンソウを認めはしたが、ちょっと高すぎてよく見えないし遠すぎて、とてもちゃんと撮れない。

行けど行けどコウシンソウには遭遇できないどころか、一面に盗掘の跡でまだらになった巨大な岩を見たりすると、その不埒な行為に悲嘆する。
コウシンソウは絶滅危惧種・レッドリストとされ、国の特別記念物にも指定されている。それを岩から引っぺがして持って行ってしまうなんぞ、業者の仕業はもとより許しがたいが、愛好家だとしても、そのゆがんだ山野草愛は到底理解し難い。

なんとか会いたい思いで進めど見るのは同じく盗掘の跡だったりすると、だんだん心細くなり絶望感さえよぎる。山頂のしばらく手前の岩場で見つけた時は興奮興奮また興奮だった。

小さな花が風に震えるのをみればやりきれなさも癒され、怒りを脱ぎ捨てて、ともかくも健気な花姿を目にできたことへの感謝の念で満たされる。
きっとコウシンソウは盗掘の危機を乗り越えて、また巨岩一面に群落を形成できるに違いないと信じることができるようになる。



花期は6月から7月




記:2019-06-17