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vol.14 仲田ひろみ 吉岡清治

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【プロフィール】
仲田ひろみ 吉岡清治:デザイナー・イラストレーター。 広告代理店で働いていた同僚。2008年8月退社、ハッピーデザインを設立。現在は、前職の代理店からも仕事を受けつつ、キャラクターデザインなどをてがける。 仲田さんは東京、吉岡さんは愛媛県出身。

HAPPY DESIGN Web Site
http://happy81.com/index.html


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仲田さんの作品

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吉岡さんの作品

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【仲田さん&吉岡さんさんに7つの質問】

Q1:イラストとの出会いは?
仲田さん:子供の頃から落書きをしていました。音楽が好きだった中学生の頃、アルバムのジャケットをデザインしている人がいることを知って、自分でもやってみたくなり美大に入りました。中学3年生の頃からハマりだし、勝手に好きなバンドのジャケットを書いたり、似顔絵を描いたりしていました。
吉岡さん:イラストを始めたのは遅いんです。大学に行っていましたが、いつかは商売をやりたいと思っていたので退学し、22歳の頃、デザイン専門学校に入りました。手に職をつけたかったんです。当時グラフィックデザイナーがもてはやされていて、ちょっとやってみようかなと。予備知識もありませんでした。

Q2:イラストレーターになった経緯は?
仲田さん:高校ではインディーズの人達に、デザインを担当させてもらいました。見よう見まねでやっていたので、今見るとひどいんですが、タダでやっていたので喜ばれていましたね。その後、多摩美術大学の造形表現学部でグラフィックデザインを専攻しました。半年に1回専攻を変えられるので、一度建築に行っています。模型を作るなど、立体がやってみたかったのですが、またPCを使ったグラフィックに戻りました。1年の時はDTPでチラシやポスターを作り、ウェブに関しては基本だけ。3年生になると、コーポレートアイデンティティーの勉強をしました。ロゴマークや名刺、飲食店だったらそこで使う一式をデザインしたり。友人がバンドをやっていたので、そのお手伝いもしました。
吉岡さん:学校を卒業して地元の愛媛に戻り、印刷会社に就職しました。DTPをやっているうちに、挿絵を頼まれる機会があったんです。実は、イラストを描くのは好きではなかったのですが、仕事に付加価値が付くのでチャレンジしました。描いているうちに上達してきて、挿絵やキャラクターのある仕事ばかり振られるようになりました。そこで、25歳の頃、この仕事が自分に向いているのでは、と思って上京したのです。



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吉岡さんの作品

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仲田さんの作品

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Q3:HAPPY DESIGNを立ち上げた経緯は?
吉岡さん:前職はパチンコ屋のチラシ・ポスターなどのデザインをしている広告代理店で、仲田さんと同時期に入社しました。それが出会ったきっかけですね。一緒に仕事をする機会が多く、会社の中でキャラクターを描けるのが自分と仲田さんだけだったんです。そんな中、ふたりでキャラクターを使って、何か展開していきたいなという話になりました。
仲田さん:そこで2人とも退社し、2008年の8月にハッピーデザインを立ち上げました。高円寺に友人がマンションの1室を持っていたので、礼金や仲介手数料なしで貸してもらいました。
吉岡さん:業務内容は店舗キャラクターや名刺の作成ですが、まだ前社からの発注してもらうデザインの仕事が多いですね。システム ウイ(あそびすと編集)さんもお得意さんです。

Q4:どんなふうにイラストを描くのですか?
吉岡さん:僕と仲田さんが違うところは、仲田さんは下書きをするのに、僕は頭で浮かんだものをマウスで描いちゃうところです。ペンタブレッドも使いません。今でも手で描くのは苦手です。あと、今は3Dイラストレーションが流行っているので、習得するべく学習中です。描けば描くほど上達しますね。
仲田さん:私はペンと紙で下書きをします。今はフラッシュを勉強しています。

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仲田さんの作品

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吉岡さんの作品







Q5:仕事をしていてつらかったことは?
仲田さん:ハッピーデザインを立ち上げた頃は、事務所に泊まることが多かったのですが、布団がなかったんで床で寝ていたのがつらかったですね。お風呂が使えなかったので、1週間泊まったときはひどかったです。あと、前職の時は週4〜7日は飲みに行っていたのに、今は週末だけになってしまいました。
吉岡さん:川崎に住んでいるので、高円寺からは1時間半近くかかります。平日は泊まり込みで、土日だけ家族と会う感じですね。あと、2人きりなのでけんかすることが多いですね。
仲田さん:基本的に私が怒られます。楽天的な上に忘れっぽいところがありまして。でも、お互いに尊敬しているので、けんかしても話し合えばいつの間にか収まっています。
吉岡さん・仲田さん:今は、しんどいのかどうか分からないくらい、忙しいです。

Q6:お二人の関係は?
仲田さん:名刺では私が代表となっていますが、それは営業する際に窓口を1本化するためで、本当の関係は完全に五分五分です。私は飲みに行くのが好きなんですが、朝まで飲んで遅刻し、吉岡さんに怒られました。それからは平日に深酒はしないようにしています。
吉岡さん:僕は負けず嫌いなので、他の人と一緒というのが嫌です。キャラクターを描くのが好きというよりは、それで信用やお金を得る、という側面が強いですね。また、営業が苦手なので、仲田さんに分担してもらっています。僕は結婚して、子供も二人いるのですが、仲田さんのことは完全に男として見ています。
仲田さん:私は負けず嫌い感とかなくて、物作りが好き。イラストは、楽しいから一番やりたいです。吉岡さんは私にないものを持っていて、考えもしなかったことを言ってくれます。一緒に働くのは、私は男兄弟の中でで育ったし、男友達が多いので気になりません。

Q7:今後の展望は?
吉岡さん:似顔絵の名刺が好評で、ネットショップを立ち上げようとしています。価格競争では生き残っていけないので、質やスピードで勝負しようと思っています。
仲田さん:現状は、グラフィックデザインの仕事が多いのですが、今後はキャラクターデザインの仕事を増やしていきたいと思っています。あと、当初からの目標なんですが、町おこしのキャラクターに使ってほしいですね。

取材を終えて—

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お二人はすごく息が合っていて、最初は恋人もしくは結婚されているのかと思いました。取材が進むにつれ、ビジネスパートナーということがわかり、そんな相手と出会えたのは素晴らしいなと感じました。
イラストはとてもキュートで、しかも様々なテイストで描き分けられています。キャラクター名刺も拝見しましたが、人物の特徴をとらえており、楽しい感じに仕上がっています。僕も欲しくなってしまいました。
ビジネスとしてもしっかりとした考えをお持ちで、今はまだスタートしたばかりで規模は小さいですが、今後大きく活躍することは間違いありません。











読み物 BigUp   記:  2009 / 02 / 23

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