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vol.17 まつばらあつし

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【プロフィール】
東京都生まれ。お絵描き屋さん&文字書き屋さん。時々ガッコの先生。
アニメーション作家として1980年デビュー後、映画カメラマン、フォークリフト運転手、コピーライターなどを経て、20世紀末よりライターとしてパソコン誌などで執筆。現在では動画を含めた「お絵描き」と「文字書き」が主な仕事。そのほか、各種セミナーや専門学校、大学での非常勤講師も勤めている。日本テレビ映画協会会員。ナショナルジオグラフィック協会会員。
asobistでも『BacchusうなぎのBar-Hopping』の「お絵描き」をはじめ、「文字書き」でも大活躍中。


【まつばらあつしさんに7つの質問】


Q1:アニメーション作家としてデビューする経緯は?
通っていた美術学校では映画について学んでいたため、アニメの専門的な勉強はしたことはなかったんですね。ただ、子供のころから絵を描くのが好きだったので、絵をたくさん描けばアニメになるんじゃないかと思ったわけです(笑)。
映画はひとりじゃ作れないけど、アニメはひとりでも作れるところが自分としてはよかった。それで、学生時代はもっぱらアニメ作りをしていました。卒業後、20歳のときにアニメーション作家としてデビューするとともに、3年ほど東洋現像所というところに勤めさせてもらいました。

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Q2:かなりいろいろな仕事をしてきたようだけど?
20代から30代にかけては、とにかくいろいろな職種を経験しました。ある映画会社から声がかかって、映画のカメラマンをやったり、知り合いの広告代理店勤務の人にすすめられてコピーライターの仕事をしたり…。当時はバブル時代だったので、コピーの仕事は今では想像できないほどギャラが高かったことを覚えています。もちろん、アニメの仕事も続けていたし、空いた時間にはフォークリフトの運転手の仕事もやっていましたね。

しかし、30代に入ってからはあまり景気のいい話がなくなり、2年間くらいは仕事が少なくなって困ったこともありました。いろんな出版社の編集部に、文章や絵の売り込みに行きましたが、まったく採用されなかったんです。それでも「何か仕事はないですか?」ってこまめに顔を出すようにしていたら、功を奏して仕事が入るようになったんです。地道にやっていれば、なんとかなるものだと思いましたね。

Q3:現在はどんな仕事が多いの?
もっとも多いのは、企業用Webサイトのアニメーションやライティングの仕事です。『洋服の青山』のサイトでは、アートディレクターもやらせてもらっています。それから、いくつかの雑誌にも文章を載せており、『Mac Fan』というパソコン誌では、創刊からレギュラーで連載をしています。そのほか、映画評を書いたり、本のイラストや挿絵の仕事をしたり…。10年くらい前からは、いろいろな専門学校や大学で非常勤講師もやっているので、つまりは「お絵描き屋さん&文字書き屋さん、時々ガッコの先生」というわけです。

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Q4:まつばらさんの絵の特徴は?
とにかく、きっちり描くというのが嫌いなんですね。以前、コンピューター雑誌のイラストを描いたときに、すごく細かく描き込んでしまって、写真と変わらなくなり、ダメ出しされたことがあるんです(笑)。そんな教訓もふまえて、手描きで適当に力を抜いて描くようにしています。私の絵は、どちらかというと線画が多いので、結構早く仕上がるのもいいところです。描き込めば、限りなくリアルになっちゃうので、何を描いて、何を省くかということがとても大事ですね。

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Q5:ガッコの先生としては、どんなことを教えているの?
現在は、アップルストア銀座のレギュラー講師や横浜デジタルアーツ専門学校の客員講師として、クリエーターになるための基礎や心がまえ、アニメのテクニックなどについて教えています。また、ある縁から、中国河北省・石屋東方美術大学で、客員講師としても招かれています。その期間、全寮制の学校で生徒と一緒に生活しながら、授業をやっていますが、なかなか貴重な体験をさせてもらっています。

Q6:仕事が多彩だけど、それ以外の趣味は?
映画評を書いていることもあり、映画は週に2?3本観ています。そのほかの趣味といえば、サッカーです。小学校4年で初めて以来ずっと続けていて、24歳まで神奈川県の二部のクラブチームに所属していました。県で優勝も経験しているし、かなり高いレベルでプレーしていたんですよ。最近は、もっぱらフットサルをやっており、サッカー四級の審判員の資格も取得しました。

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Q7:今後の目標&夢は?
将来の夢は、プロフィールに「俳優」という肩書きを書けるようになることです。実は、前から役者をやってみたかったんですね(笑)。絵やアニメだと、お客さんの反応がすぐにわかりませんが、舞台はそれがすぐにわかるでしょう…そういうのを一度味わってみたかったんです。それで、今年の2月に「うわの空・藤志郎一座」という劇団の面接を受けたら、なんと入団することができまして(笑)、今は初舞台に向けて毎日のように稽古に励んでいます。私の場合は、セミナーなどでしゃべるのは慣れていますが、劇はほかの人との絡みが大切なので、「そのへんプロの人たちは訓練されていてすごいなあ」と思いますね。


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取材を終えて―
まつばらあつしさんは、どうにも掴みどころのない不思議な人だ。たくさんの肩書きや職種、趣味を持っていて、それをなんなく平然とこなしている。ご自身でも、「飽きっぽくて、ひとつの仕事をしているのが苦手。机に向かって仕事をしていると、じっとしていられなくなり、どこかに出かけたくなる」と言っていたように、一カ所に留まるのではなく、サッカー場のような広いフィールドで活動するのが合っているのだろう。きっと、それは、かなり好奇心が旺盛でないとなせないことではないかと感じた。











読み物 BigUp   記:  2009 / 05 / 18

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