ikkieの音楽総研

第119回 洋楽編 AC/DC――
40年間「どこを取ってもAC/DC!」であり続けるモンスターバンド

2014 / 12 / 09

いつのまにかもう12月……。今年の更新も残すところあと2回になっちゃいました。さて、今回は新譜が発売されたばかりのAC/DCをご紹介! ここ最近は良くないニュースばかり聞こえてきていたから心配していたんだけど、新譜  はオープニングからラストまで徹頭徹尾AC/DCらしいハードなロックンロールで貫かれた素晴らしい内容で、聴く前の不安はどこかに吹き飛んだ! 世界一のロックンロールバンドはいまだ健在です。

acdc.jpg AC/DCはスコットランド出身のマルコム・ヤング(G)とアンガス・ヤング(g)のヤング兄弟によってオーストラリアで結成され、75年にメジャーデビュー。そのストレートで豪快なハードロックサウンドは世界中で熱狂的な支持を集め、80年発表の『Back In Black  』ではマイケル・ジャクソンの『スリラー  』、PINK FLOYDの『狂気  』に次ぐ世界第3位の4900万枚ものセールスを記録。正真正銘のモンスターバンドです。ただ、日本では欧米ほどの人気はないんだよね。凄いバンドなのは誰もが認めていると思うけど。近年は再評価の動きがあって01年には約20年ぶりの来日が実現、ファンだと発言する人も増えてきたけど、正直なところ、AC/DCが好きだと言うことがカッコいい、という風潮があるような気もします。それでもまあ実際に人気が高くなっているのは事実だし、喜ばしいことではあるかな。


『Whole Lotta Rosie』
シンガーはボン・スコット。とても豊満な女性との一夜を歌っています。
スリーサイズが42、39、56と歌詞にあるけど、当然インチ……(1inch=2.54cmね)。
ikkieのフェイヴァリットソング! 歌詞がじゃないよ

俺がAC/DCのことを知ったのはHR/HMに目覚めた中学生の頃で、856年ぐらいだったかなあ。最初はバンド名の読み方もわからなかったんだけど(エーシーディーシーです。念のため)、雑誌に凄いバンドだと書いてあるし……と、とりあえず聴いてみたんだよね。そして聴いてみた最初の印象は、なんか古臭い、でした。いつの時代もそうだと思うけど、デビュー当時からリアルタイムで聴いているバンドや、現在進行形で大ヒットしているというバンド以外は、どこか自分たち世代のバンドではないという印象を持ってしまうことってない? AC/DCは俺が初めて聴いた時点ですでに10年選手だったわけで、年上の人たち向けのバンドだという印象を持っちゃったんだよね。

その後も、PVで観た激しく頭を振りながらギターを弾くアンガス・ヤングの姿には凄みを感じたものの、アンガスの半ズボンに白い靴下というスタイルの意味がわからなくて(笑)、印象は良くないまま。普通に考えたらカッコ悪いよね? アンガス以外のメンバーはさすがに半ズボンではなかったけど、みんなTシャツにジーパンという地味なルックスで、派手なバンドばかりのLAメタル全盛期だったその当時、俺が古臭いと感じたのも理解してもらえるかと思います。そして、AC/DCには良くも悪くもいつも同じという評判があって、アーティストの中には「AC/DCみたいに同じ事を繰り返したくない」という発言をする人も少なくなかったんだけど、そんなことも俺にはマイナスだったかな。新進気鋭のアーティストたちがたくさん登場した時代だからね。みんな若くて、新しい事をやろうとしている人たちばかりだった。そんなアーティストたちのファンだった俺にとって、AC/DC初体験にはタイミングが悪い時代だったのかも。


『Back In Black』
シンガーはブライアン・ジョンソン。
イントロのリフは、世界でもっとも有名なリフのひとつ。カッコいい!

ただ、そんな俺も何度も聴いているうちにAC/DCの魅力に取り憑かれてしまった。どれも同じに聴こえたギターリフも実はバラエティに富んでいて、そのどれもが生々しくて切れ味が鋭い。そして、どのリフにもAC/DC印がどーんと刻印されていることに気付いたんだよね。いつも同じなのではなく、二人のギタリストが何を弾いてもAC/DCに聴こえるんだよ。故ボン・スコットとブライアン・ジョンソンの二人のシンガーは、スタイルは違えど、どちらにも甘ったるさは微塵もなく、常に男らしい無骨さで迫力のある歌声を響かせ、リズム隊は潔いほどのシンプルさでバンドのボトムを支える。そして、そのすべてにAC/DC 印が刻印されているのだ。全部合わせてAC/DCなのではなく、どこを取ってもAC/DC!

angus.jpg
アンガス・ヤング。半ズボンと白い靴下も、今となってはカッコよく見えるから不思議……
AC/DCには冒険的な作品は少ないかもしれない。どの時代の作品を聴いても、それほど印象の違いはないし、例えば、70年代の作品と今年発売されたばかりのアルバムを続けて聴いても違和感がない。でも、それはよく考えるととんでもなく凄いことだよね。変わらないということは、衰えていないということでもある。現状維持ではなく、常に進化しているからこそ変わらないんじゃないだろうか。


『Rock or Bust』
最新作からのファーストビデオ。
見た目はさすがに老けたけど、サウンドはまったく老け込んでいない。こんなバンドは他にいないかも......

このところバンドは困難に見舞われ続けていて……マルコムが認知症のために脱退というニュースはショックだった。そんな困難をも乗り越えて発表された作品が素晴らしい内容だったことがとても嬉しい。AC/DCにだって引退の時は来るだろうけど、それでも、これからも変わらないAC/DCでいてくれると信じてしまう力がAC/DCにはある。乞う再来日!



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とにかくここから  アクセス! 動画もあるよん。
http://dokodemoguitar.com/ 













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