ikkieの音楽総研

第348回 ライヴレポート編 Gacharic Spin ―― 14年の歴史を網羅したスペシャルなアニヴァーサリーライヴ!

2023 / 10 / 10

今回の音楽総研は、10月8日に行われたGacharic Spinの14周年記念配信ライヴのレポートをお届け! 毎年、アニヴァーサリーライヴには趣向を凝らしたセットリストで臨むGacharic Spinだけど、今年は14年分のリード曲だけを演奏するという。これは絶対に盛り上がるでしょう!

※セットリストは事前に公開されていましたが、このレポートは演出等のネタバレを含みます。気になる方は、ぜひ配信中のアーカイヴ をご覧になってからお読みください。

定刻を数分過ぎて画面がライヴ会場へと変わり、いよいよライヴスタート! 1曲目はGacharic Spinはじまりの曲、『Lock On!! 』だ。メンバーは白を基調としつつ、それぞれのイメージに合った衣装で、あらためてキャラの“立った”メンバーが揃っているなと感心。サウンドバランスは上々で、各楽器の細かいプレイがはっきりと聴きとれる。生で観るライヴの臨場感にはかなわないけど、ヘッドフォンで聴けたり、メンバーそれぞれがよく見えたりするのが配信のいいところ。

続いてオレオレオナ(Key)がヴォーカルをとる『ハンティングサマー 』へ。芸達者なオレオはほとんどキーボードを弾かず、セクシー(?)なダンスパフォーマンスで魅せる。間奏ではメンバーそれぞれのインタープレイが炸裂。テクニシャンが揃ったGacharic Spinだけど、はな(Vo,G)のギターには、もともとドラマーだったはずだよね……と、その演奏を観るたびに驚かされてしまう。続けてエモーショナルな『雪泣く〜setsunaku〜メロディー 』を挟み、MCへ。そのMCでは持前のトーク力で今やラジオやテレビでも大活躍のアンジェリーナ1/3(マイクパフォーマー)が、脱線しがちなトークを上手く回す(笑)。

そしてMCの間にはながドラムセットに座り、yuri(Dr)はパッドを使ったパーカッションを担当、『JUCY BEATS 』、『ブラックサバイバル 』をプレイ。どちらもニューアレンジが施されており、よりハードな印象に。Yuriがドラムセットに戻ると、グレッチを抱えたはなが歌う『僕だけのシンデレラ 』。その男前っぷりから「はな兄さん」と呼ばれることもあるはなは、オレオの紹介どおり白馬に乗った王子様のような雰囲気もあって、実に絵になる。


『僕だけのシンデレラ』
はな兄さん、カッコいい......!

 


続いて、ファンのことを思いながら書いたという『宝物 』。オレオの表現力豊かな美しいピアノ、はなとアンジーのエモーショナルな歌声が素晴らしく、涙腺が緩む。そして以前にも書いたけど、TOMO-ZOのギターがほんとにいいんだよね。音色のチョイス、音量のさじ加減、フレーズの多彩さ......、今回あらためて感じたのは、リヴァーブの使い方が絶妙だということ。ギタリスト必聴です!

中盤からはメジャーデビュー後の楽曲へ。F チョッパー KOGAのスラップが印象的な『赤裸ライアー 』はこれぞGacharic Spin! といった楽曲だ。『Don't Let Me Down 』、『MUSIC BATTLER 』、『シャキシャキして!! 』、『KAKUHEN 』、『Redline 』と勢いのある楽曲が続く。こういったアップテンポの曲では、KOGAのベースのドライヴ感がより際立つ。その小柄な体のどこにそんなパワーが......と思うほどのパワフルなyuriのドラムも素晴らしい。いいバンドってリズム隊がしっかりしているんだよね。


『赤裸ライアー』
イントロのスラップめっちゃカッコいい。メタルやパンクじゃない、こんなに激しい曲ってなかなかないよね

 


そしてライヴも後半に。アンジーが加入した4.5期、yuriが加入して完全体になった5期の楽曲がプレイされる。『MindSet 』と『I wish I 』を初めて聴いたときの衝撃は今も覚えているし、今も聴くたびに心を揺さぶられてしまう。アンジーの歌声は音源よりもさらに力強くなっていて、さらにシンガーとしての表現力が増している。そして今回も『I wish I』で涙腺が崩壊してしまった......。

『I wish I』
アンジーがこの曲を歌うのを聴くと、おじさんはいつも涙腺が緩んでしまいます......

 


目下の最新アルバム『W』からの『レプリカ 』もアンジーのヴォーカルが素晴らしく、その表情にも引き込まれる。恐るべき21歳! そして、一聴するとコミカルな印象を受けるけど、ワルツからメタルコア的なリフまで飛び出す「こんな曲ガチャピン以外に出来ないよね」というごった煮感満載の『ナンマイダ 』。こんなアレンジよく思いつくなあ。

ラストソングはレコード会社移籍一発目にリリースされた『カチカチ山 』。しゃべり倒すアンジーのラップ(?)と、サビのキャッチーで開放的なメロディの対比がいい。そしてMVと同じように曲間で、はながドラムにチェンジ、yuriはパーカッションをプレイ。こんなことが出来るのもGacharic Spinくらい?! そしてお約束のわちゃわちゃとしたエンディングで楽しかったライヴは終了......。


『カチカチ山』
コミカルなタイトルだったり、歌詞だったりでスルーしちゃう人もいるかもしれないけど、
実は演奏もアレンジも凄い。ほんとによく出来た曲です。サビのアンジーの声もいいよね

 


たっぷり20曲、2時間のライヴだったはずだけど、アッパーな楽曲ばかり揃ったリード曲のみのセットリストということもあり、あっという間に終わってしまった、という印象。それでも、Gacharic Spinの歴史を網羅した大満足のセットリストでした。メンバーチェンジがあると過去の曲をやらなくなってしまうバンドも多いけど、Gacharic Spinはこうやって事あるごとに過去の曲も演奏してくれる。こういったところが古くからのファンに根強く支持されている要因でもあるだろうし、俺のような新しめのファンでも、バンドのいろんな面を見られるのは嬉しいし、もっともっとバンドのことが知りたくなる。魅力的な楽曲に、魅力的なメンバーたち......、何度でも言います。Gacharic Spinは凄い! 14周年おめでとう!


※文中敬称略


2023.10.8 Gacharic Spin ONLINE LIVE 2023 セットリスト

1. Lock On!!
2. ハンティングサマー
3. 雪泣く〜setsunaku〜メロディー
4. JUCY BEATS
5. ブラックサバイバル
6. 僕だけのシンデレラ
7. 宝物
8. 赤裸ライアー
9. Don’t Let Me Down
10. MUSIC BATTLER
11. シャキシャキして!!
12. KAKUHEN
13. Redline
14. 逆境ヒーロー 
15. GoldDash 
16. MindSet
17. I wish I
18. レプリカ
19. ナンマイダ
20. カチカチ山

 
 

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