インタビュー/記者会見

映画『岳–ガク–』舞台挨拶に小栗旬、長澤まさみ登場!
"誰かに元気を与えたい"なって思ってもらえたらいいな!!

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映画『岳–ガク–』の特別試写会が4月13日(水)に都内で行なわれ、主演の小栗旬、長澤まさみと片山修監督が登場した。
石塚真一による原作コミックは、2008年に第1回「マンガ大賞」、2009年には第54回「小学館漫画賞」を受賞。現在までに累計330万部を突破している。そのベストセラー作品がついに実写映画化となった。
名峰並び立つ日本アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアの主人公・島崎三歩(小栗旬)とその仲間たちが繰り広げる感動の人間賛歌――。山岳といえば『あそびすと』サイトは、編集長の「アラカン編集長モンブランを行く!」ですが、そんな山つながりで、なんとなんと同映画のクライミング練習に我が編集長もおじゃましていたんですよ!

ではでは、舞台挨拶をどうぞ! さすがは超人気のおふたり、紹介と同時に会場からは割れんばかりの歓声があがりました!

gaku02.jpg Q:まずはご挨拶をお願いします。
小栗:3月23日に試写会がある予定でしたが、震災の影響で中止になり、今日あらためてみなさんにお見せできる機会ができてうれしく思っています。私事ではありますけが、友人が何かできないかってことで、被災地に手伝いに行ったのですが、地震の影響で家族や友人を亡くした学生たちが、そんなことを感じさせずに元気に過ごしていた姿をみて、逆に元気づけられたと話をしていました。この作品も誰かに元気を与えたいなって思ってもらえる作品になったらいいなと思います。
長澤:椎名久美役の長澤まさみです(ここで会場からまさみちゃーーんと声援が!)。ありがとうございます(テレテレ)。
私は山岳救助隊のまだまだ新人の役なんですけど、その役を通じて、命の尊さだったり、山の厳しさというものを自分の役を通じて感じることができ、それがひとつの自分の成長にもつながり、一所懸命に前を見て突き進んでいくということの素晴らしさを感じることができました。この作品は何かの役に立つ作品になったと思います。ぜひ、楽しんで観ていただきたい作品です。
片山監督:この映画のテーマは『生きる』ですが、登場人物は人を救うために一所懸命に生きています。これから立ち上がろうとしている人たちに、一歩でも足を前に出そうとする力になればいいなと思っています。

Q:小栗さんは映画の出演オファーがあったときはどういう気持ちでしたか?
小栗:原作は好きで以前から読んでいましたけど「なんで、俺なんですかね?」って(笑)。あまりに自分のイメージと違っていたので……でも、ぜひにということだったので、チャレンジさせていただきました。

Q:
長澤さんは台本をご覧になったときはどう感じましたか?
長澤:すごく力強さを感じる作品だなって思いました。本気でみんながぶつかっているというか、進むべき道を突き進んで行くという感じがしました。

gaku03.jpg Q:撮影に臨むにあたって何か役作りはされましたか?
長澤:外見的には髪の毛を30cmくらい切りました。小栗くんも一緒でしたけど、クライミングをしたり、監督と三人で登山をしたり、役作りの体力トレーニングもしました。

Q:
小栗さんは登山経験があまりないとうかがいましたけど、撮影前に訓練とかされましたか?
小栗:クランクインする3〜4カ月前から徐々にクライミング、アイスクライミング、登山とかの訓練を始めました。山を知るということがとても大事だったので、いろんな山に行きましたね。初めて監督と昨年の2月に八ヶ岳に登った時には、風速16mの吹雪の中、頂上を目指し、頂上に行ったら記念写真を撮ろうって話してたんですけど、いざ山頂に到着したら、写真なんて撮ってる場合じゃないですねって(笑)。監督がそれでも一所懸命カメラを出そうとしたら監督の手袋が飛ばされて、手袋を追いかけるとみんなの命綱が引っ張られてしまって、そんな経験もしました。
長澤:山の天気って本当に変わりやすくて、登ってから実感しました。そんな悪状況の中でもスタッフが一所懸命お芝居をする場所を作ってくれて、私たちもその気持ちに負けないように頑張れたんじゃないかと思います。

Q:
撮影中のそれぞれ二人の印象を教えてください。
片山監督:小栗くんは多分すごく不器用な人で、現場に入る前から役作りをして来る、そこが非常に自然の中で向き合った時、表現がリアルになる。さきほど「なんで、俺なんだろう」って言われましたが、そういうところが彼を選んだ理由です。画面にも出ています。
長澤さんは、がんばり屋さんで負けず嫌い。雪上のシーンで何度も倒れるんですが、カットをかけようとすると「次も行きます!!」って走り出すほどなんです。

gaku04.jpg Q:小栗さんから撮影中の長澤さんの印象を教えてください。
小栗:8年前に『ロボコン』(03年)という映画で共演させていただきました。もともと人見知りなのかな? 15歳の長澤さんと20歳の私はそれなりに仲が良かったと思ってたんですけれど、どんどんよそよそしくなっていって、「変わっちまったな、まさみちゃん」って感じだったんですが、久々にクライミングでお会いしたら普通に喋ってくれたのでほっとしました。8年間のそんな思いがパッと一瞬で消えた時にこれはイイ映画になるゾ!って思いました(場内大爆笑)。

Q:
長澤さんはいかがでしたか?
長澤:本当に人見知りなんです。小栗くんもドラマとかの現場で会うと役柄のせいか印象がいつも違うので、私も「小栗くん変わっちゃったのかな?」って思いました。(笑)
小栗:現場で、長澤さんに普通に家にいるテンションで『お兄ちゃん』って呼ばれたことがあります(場内大爆笑)。あー、俺には知らないうちに妹ができたんだなって思いました。(笑)

gaku05.jpg 挨拶の最後に「“命は命でしか救えない”というキャッチコピーがありますが、本当にそういうことを感じながら作ってきたので、すごく素晴らしい映画になっていると思います。今回の件で傷ついた方もたくさんいると思いますが、少しずつ前向きに、元気が出ればいいなと思っています。まだまだ不安定ですが、みんなで頑張って生きていきましょう」と締めくくった小栗さんでした。

■STORY■
雄大な北アルプス山系。そこには、誰よりも山を愛する男・島崎三歩がいた。世界中の巨峰を登り歩いてきた三歩は、山岳救助ボランティアとして登山者たちの命を守っている。彼は、山のように大きな包容力を持ち、仮に要救助者が死んでしまっていても「よく頑張った」と労わりの言葉をかける男である。
そんな三歩の暮らす山に、新人救助隊員の椎名久美がやってくる。久美は過酷な訓練を乗り越え成長していくが、実際の救助では遭難者の命を救うことが出来ない日々が続く。そんな折、猛吹雪の冬山で多重遭難が発生。仲間と共に救助に向かう久美を待ち受けていたのは、想像を絶する雪山の脅威! その時、三歩は――。


原作:石塚真一『』(小学館)
監督:片山修
出演:小栗旬、長澤まさみ
配給:東宝
公開:5月7日(土)全国東宝系ロードショー
公式HP:http://www.gaku-movie.jp/
 

©2011 「岳―ガク―」製作委員会
©2005 石塚真一/小学館
 











エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2011 / 04 / 19

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