インタビュー/記者会見

映画『ジョバンニの島』初日舞台挨拶
市村正親、仲間由紀恵ほかキャストとスタッフ登場!
仲間「苦しい時代でも子供同士は仲良くできるんだなって」

giovanni_0001.jpg“わたしたちが忘れてはいけないこと”をテーマに企画された映画『ジョバンニの島』は、自然豊かな色丹島で実際に起こった小さな兄弟の絆と、生き抜く強さの物語を、豪華キャストと日本アニメーション界屈指の実力派スタッフの手により、活き活きと豊かなアニメーションで描かれた作品。
一般社団法人・日本音楽事業者協会の創立50周年を記念して発表された本作が、2月22日(土)、ついに初日を迎えた。
その公開を記念して、主人公の純平、寛太の父親役で島の防衛隊長を務めた市村正親、純平の担任役を務めた仲間由紀恵、そして、瀬能純平役の横山幸汰、瀬能寛太役の谷合純矢、原作・脚本の杉田成道、西久保瑞穂監督による初日舞台挨拶が、都内の新宿ピカデリーにて行なわれた。

giovanni_0002.jpgMC:まずはご挨拶をお願いします。
市村:初日、おめでとうございます。舞台では、ずっと稽古をして初日に向けてがんばるんですけど、映画だとずいぶん前に撮影が終わっているので……何を話して良いかわからなくなってしまいました(笑)。作品を観て、笑ったり微笑んだり、後半は私もふたりの子供を持つ父親として、どうしようもないくらい目が真っ赤になってしまった。本当に良い作品です。どうぞよろしくお願いします。
仲間:今回は、声のお芝居ということで、緊張して望みましたが、杉田さんの熱い演出を受けてなんとか無事に乗り切ることができました。涙をこぼされた方もいらっしゃるかと思いますが、とても素敵な作品です。たくさんの方に届けたいと思っています。
横山:今日はこんなたくさんの方に映画を観ていただき嬉しいです。
谷合:今日はありがとうございました。たくさんの方に映画を観ていただき嬉しいです。
杉田:たくさんの方に劇場に足を運んでもらえたらと望んでおります。みなさんお声かけをお願いします。
西久保監督:口コミで「ジョバンニ観てね!」って、伝えていただければ嬉しいです。

giovanni_0003.jpgMC:印象的なシーン、好きなシーンは?
市村:子供たちが父親に会いに来るシーンです。また、主人公のふたりがたまごをとりに来て、鶏におしっこをかけられるシーンは、ウチの長男が好きなシーンです(会場笑)。辰夫は厳格な父親ですが私はそうではないので、その辺は演技力でカバーしました(笑)。
仲間:学校でロシアの子供たちと隣同士で授業をしているシーンです。歌合戦になっていく場面は、とても微笑ましく、苦しい時代でも子供同士は好奇心と純粋な気持ちで手をとり合って仲良くできるんだなって。感動のシーンでした。
横山:寛太が病気で倒れトラックの中で会話しているシーンです。このシーンは、自分の妹を寛太に置き換えて演技しました。
谷合:お父さんに会えたシーンです。悲しい気持ちで演じました。

giovanni_0004.jpgMC:監督、色丹島の風景を映像化するために苦労したところは?
西久保監督:色丹島には、取材に行くことはできなくて、当時の資料や物語のもとになった得能さんの記憶に頼って映像化しています。

MC:杉田さん、主人公のモデルとなった方や元島民の方も完成した映画をご覧になったとうかがいましたが、みなさんの感想は?
杉田:根室で元島民の方と市民の方に観ていただきましたが、その中に佐和子先生のモデルになった方がいらして、92歳。純平くんのモデルになった得能さんは80歳。その先生が映画をご覧になって「感動しました。冥土のみやげになりました」と言ってくださいました。また、兵隊が教室に来るシーンを観て「映画のままでした」とも。感慨深かったです。

MC:主人公のおじいさん、源三役の北島三郎さんはいかがでしたか?
横山:とても優しくてカッコ良かったです。緊張しないでがんばってと言われました。
谷合:僕も優しくてカッコイイと思いました。歌は歌ってくれませんでした(笑)。

giovanni_0005.jpgMC:世界の人たちにこの映画をどう受けとめていただきたいですか?
杉田:この映画は、戦争という過酷な状況でも子供たちは、そこに遊びを求め交流し、夢とエネルギーをもって時代を乗り越えて行く。この作品を通してロシアの方ともつながっていきたいと思います。人と人との交流がなければ、国と国との契約は難しい。子供たちのエネルギーが、次の時代の突破になればと。
西久保監督:この作品を通して、戦争体験を追体験していただければと思っています。どこの国であるかは関係なく素直に見ていただければと。
仲間:私は今回の脚本を読ませていただくまで、恥ずかしながら北海道でこんな出来事があったなんて知りませんでした。違った形で戦争の傷跡があったんだと。苦労された方がいらしたことを、この作品をとおして知っていただきたいと思いました。子供たちふたりが諦めずに前に進んだように、今回のソチオリンピックでも諦めずにずっとがんばって来た選手が、世界に勇気を与えてくださったと思っています。この作品のふたりの諦めない強さがと重なるのではないかと。私もこれからもがんばっていきたいと思います。
市村:教室の中で、日本の子供たちがロシアの歌を歌って、ロシアの子供たちが日本の歌を歌って、なんて素敵な場面なんだろうと。世界の子供たちはいつでも仲良くなれるのに、なぜ大人は仲良くなれないのかと。この作品を観て子供のころの心を忘れないでほしいなと思いました。

giovanni_0006.jpggiovanni_0007.jpggiovanni_0008.jpggiovanni_0009.jpg【関連記事】
映画『ジョバンニの島』完成披露イベント!
http://www.asobist.com/entame/interview/20140217.php

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■ストーリー
1945年、北方四島の一つ色丹島。
淳平(10歳)と寛太(7歳)は、父親の辰夫と祖父の源三とともにこの島で暮らしていた。だが、終戦をきっかけにソ連軍が進駐し、島民から平和と自由を奪った。やがて訪れる家族との別れ、ロシア人少女との淡い初恋……。幼い兄弟の生き抜く姿を描く物語。


企画・製作:一般社団法人 日本音楽事業者協会
原作:杉田成道
脚本:杉田成道/櫻井圭記
脚本協力:池端俊策
監督:西久保瑞穂
声の出演:市村正親、仲間由紀恵、柳原加奈子、ユースケ・サンタマリア、
横山幸汰、谷合純矢、ポリーナ・イリュシェンコ、
北島三郎
犬塚弘、八千草薫、仲代達矢
アニメーション制作:株式会社プロダクション・アイジー
製作協力:日本映画衛星放送株式会社/株式会社FILM
配給:ワーナー・ブラザース映画 
公式HP:http://www.giovannimovie.com
公開:2月22日(土)全国ロードショー
 

©JAME












エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2014 / 02 / 25

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