ビーナスの生誕地――キプロス共和国

キプロス共和国

201307_banner.jpg南はギリシャ、北はトルコ人が生活をしているキプロス島には、7キロに及ぶ"グリーンレーン"という国境を示す場所がある。同じ島というのに、トルコ側ではトルコのリラに両替が必要であり、なによりパスポートがないと渡れない。同じ島の中なのに交通ルールも左側通行、右側通行と分かれていたりする。

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ここがグリーンライン。
1974年より南北に分断されており、南部をギリシャ系、北部をトルコ系が占めている
私は中学時代からの親友と、ウィーンからキプロス島へ旅にでた事があった。夏は1週間、必ず海でバカンスをするのが習慣になっていたからで、この海辺のバカンスをして1年分のエネルギーの充電をする。

そのグリーンレーンに二人は迷い込んだ。いろいろ美術館を歩き回り、遺跡も充分に見て回ったから、さて路線バスで中心地へ戻ろうか?という話になってふと見上げると高い塀が見えた。何気なくシャッターを切りまくっていたら、大きな看板が見えて、そこが撮影禁止のグリーンレーンであることが表示されていた。そんな場所にもかかわらず、昼休み中なのか誰も監視人がいない。

政治的なことはさておき、美の象徴であるビーナス(アフロディーテ)の生誕地がキプロス。ゴツゴツした岩場を必死でクリアして生誕地まで行ってみた。水は澄んでいて、よく見ると泡が出ている。そう、ビーナスは泡とともに誕生したのだった。心が洗われるような澄んだ海、そして紺碧の海と空はまさにバカンス冥利に尽きるロケーションである。

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島内の至るところで遺跡を見ることができる
四国の半分の大きさという島にこれだけの美が散りばめられている。9000年前からあった島で遺跡も多く、ほとんどがギリシャ神話の舞台になっているのだ。

夜になると深夜までオープンしている修道院裏のエリアへ繰り出し、ディスコで踊りまくった。これも夏のバカンスの楽しみ。幼馴染みと家族や仕事を忘れて童心に返っての異国の旅は最高だ。昼間は厳格なギリシャ聖教の修道院と思いきや、夜は一変してディスコに大変身。このミスマッチが愉快でたまらない。

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ビーナス生誕の地。
なるほど頷ける見事な景観
1週間同じホテルでゆっくり過ごし昼間は観光に海で泳ぎ、海の幸を堪能してから夜の街へ繰り出すという日々。

エネルギー充電のための「海バカンス」は、これからも当分は続きそうだ。











特集 特集記事   記:  2013 / 08 / 12

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