【初夏はお茶】梅雨は猫とマタタビ茶を

東京・青梅市

梅雨である。
急に暑くなったかと思えば、冷たい雨が降る。天候も気圧も不安定。こんな時期は、健康な人でも体調を崩しやすい。
わが家の猫たちも雨の日は、出窓を陣取り、低空飛行で交差するツバメたちを目で追う内に夢の中へ……。
こんな季節は、部屋の中でのたのしみを見つけたいものだ。

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やはり猫が寄ってくる、このお茶の正体は
さて、部屋でリラックスする方法は色々あるが、手軽で、でもひと手間かけた何かがほしくなる。ハーブティーなどもいいが、ちょっと変わったお茶をたしなむのもいい。
そこでマタタビ茶などは、どうだろうか?
「ねこにマタタビ」の、あのマタタビの葉を使ったお茶である。
マタタビは、落葉蔓性木本で、花は梅の花に似ていることから、別名「夏梅」とも呼ばれている。
マタタビの実には二種類ある。どんぐり型と、蕾にタマバエ科の昆虫が寄生して、ぼこぼこした虫こぶ(虫えい)になったものは、木天蓼(もくてんりょう)という生薬になり、重宝される。
木天蓼は、冷え性、神経痛、リウマチに効果があるとされ、様々な効能がある。実は生のまま食べることもできるが、独特の苦味があって、おいしくはない。

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こちらがマタタビの花
マタタビを育てるきっかけは、わが家の猫たちに市販の乾燥したマタタビ粉ではなく、新鮮なマタタビをあげたいとの思いからだった。苗を青森から取り寄せ、庭に直植えにし、結実するまで2年かかった。
白梅に似た花が開く6月のおわりから7月ころ。青々としげった葉をお茶にすることを思いついた。

作り方は、とっても簡単だ。
マタタビ葉茶のレシピ
1.マタタビの葉をザルいっぱいに摘む。葉を洗い、水気をとり、ザルに乗せ、猫にバレない場所に陰干しし、よく乾燥させる(1週間から10日間程度)
2.シリカゲルを入れた密閉びんの中に乾燥したマタタビの葉を手で揉みほぐしながら入れ、保存する
※焦げないよう気をつけて少し炒ってみるのもよい。

準備は、たったのこれだけ。
あとは、飲みたいときに葉をスプーンひとさじ急須に入れ、熱湯を注ぎ5分から10分ほど時間をかけて、よく蒸らすこと。より濃く抽出したものを飲みたい場合は、1リットルの水で5グラムほどの葉を煎じるとよい。

マタタビ葉茶の色は薄茶で、独特のクセのある苦味と甘味がある。実ほどではないが、葉でも同等の効能が得られるにちがいない。
夏のおわりに結実した実を、お酒で漬け込んでマタタビ酒にしたり、実を乾燥させてくだき、煎じてお茶にするのもおすすめ。枝は猫にあげるとよろこぶし、マタタビは捨てるところがない。

枝でじゃれる猫とマタタビ葉茶を飲みながら、まったりと梅雨を乗り切るのも悪くない。

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マタタビの実と葉。今回は葉をお茶にしてみました
※猫にマタタビを与える場合は、乾燥させた枝か、耳かき一杯分くらいを。一度に大量に与えるのは危険なので要注意!











特集 特集記事   記:  2014 / 06 / 30

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