【素晴らしき世界と日本の川と河】
道に迷う方が難しい都市の東西分岐は「川」! 

北海道札幌市

toku170718_001.jpg 東西という区画の基点の役割を果たしながら、札幌の中心地を北上する「創成川」。

札幌中心部の住所は「条丁目」形式。碁盤の目状の道路は、京都にならった道路計画によるものだそうです。南北を分けるのは、札幌のシンボルに一つになっているテレビ塔から西へ延びる「大通り公園」。これはかなり知名度も高いと思いますが…では、東西を分けている拠点はどこでしょう???

答えは、テレビ塔のすぐ東側を流れる「創成川(そうせいがわ)」です。

創成川は、幌平橋付近の豊平川から分流して札幌市の中心を流れ、北に向かい、北区と石狩市との境界付近で伏籠川に合流。江戸時代に「大友堀」として作られた人工河川で、1874年(明治7年)に「創成川」と改名されました。全長14.2kmは短いですが、札幌本府建設の中核となった川であり、札幌市の防火・風致・下水道の洗浄・灌漑などにも大きな役割を果たしながら、大都市への変貌を支えてきました。

1990年代に入ってから、創成川のアメニティの回復を訴える市民団体により「2つのアンダーパスを連続化し、その地上部を緑化してはどうか」という提案が出ました。これを受けて、札幌市は2004年(平成16年)から「創成川通アンダーパス事業」を実施。川の両岸(東西)を繋ぎ、水と緑に親しめる交流・憩いの場として、2011年(平成23年)4月には創成川公園もオープンしました。

川の両岸には樹木や草花、彫刻を配置。随所に設置されたベンチや水辺でのんびり時間を過ごすことができる都会のオアシスとして、札幌っ子の憩いの場であるだけでなく、観光客にとっても手軽に遊べる観光スポットになっています。公園スタッフが案内してくれるツアーも月1回開催されていますので、タイミングが合った時には、季節の花や札幌の歴史、公園内の彫刻にこめられえた作家の思いなどに耳を傾けるのも面白そうです。

【創成川公園まるわかりガイドツアー】

toku170718_002.jpg 南北の基点となっているのは、「大通り公園」。「オータムフェスタ」「ホワイトイルミネーション」「雪まつり」などの開催場所として、言わずと知れた札幌市のシンボル。

toku170718_003.jpg すすきの付近の南7条までの上流約2.5キロは、鴨々川(かもかもがわ)と呼ばれ、流路が蛇行しているのですが、南7条からは流路がほぼ一直線になり、幹線道路である創成川通(国道5号、国道231号)が並走しています。

toku170718_004.jpg 至ってシンプル!わかりやすい信号の上の表記を見れば、Googleマップに頼らなくても目的地にたどり着けるはず…

toku170718_005.jpg 飛び石を歩いて、暑気払い!清涼感を味わえます。

toku170718_006.jpg 野外美術館の雰囲気も味わえる「創成川公園」。こちらは、美唄市出身の道産子彫刻家、安田侃(やすだかん)氏の作品。

toku170718_007.jpg 海鮮グルメを始め、北海道土産を買い求める観光客で賑わう「二条市場」は、創成川の東(南3条東1丁目)に位置しています。

toku170718_008.jpg 北海道最古の商店街にして、繁華街の一角をなす狸小路は創成川の西(南3条西1丁目〜西7丁目)が起点。











特集 特集記事   記:  2017 / 07 / 18

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