【素晴らしき世界と日本の川と河】ドナウ川に浮かぶ船の学校

オーストリア

toku170822_001.jpg ウィーン市内の公立ギムナジウム(日本で言うところの小学校5年生から高校3年生まで)の中でとてもユニークな学校があります。なんと2艘の立派な船に、36クラスもの教室が入っている船そのものが学校なのです。つまり、見た目は船ですが中身はごく普通の学校。左右に繋がれているのですが、ちゃんと体育館も給食室も完備されています。

私が取材に伺った時は小雨がぱらついていました。それでも、休憩時間になると元気な生徒たちが甲板に出てきてくれて、撮影をさせてくれました。正式な学校名は「ベルタ フォン シュットナー ギムナジウム」です。これはオーストリアの女性の小説家の名前からつけたものですが、土地の人たち、ウィーンっ子には「シュール シフ」(船の学校)で通っています。

入学した当時は、見る物が全て珍しくて、ちょっと変わった客船が目の前を通ったりすると授業どころではないくらいにはしゃいでしまったのだとか。だんだん慣れたら授業をそっちのけで景色を見ることはないけれど、こういうユニークな学校に通えるのは楽しいと生徒たちは言っていました。中に入ればごく普通の施設。図書館もあり、実験室もあり、大きな体育館もあります。

1994年に創立された学校なので23年目になります。2014年の20周年の時は大きな祝賀会があり、オーストリアの国営放送でも大体的にニュースで放映されていました。一度、ある地区のギムナジウムがリノベーションのため急遽この学校のクラスを借りて授業をするという異例なことがありましたが、それは大きな船のこと。問題なく工事期間までは生徒が船の学校へ通うことができました。転校してきた生徒たちも、珍しそうにしてインタビューにテレビで答えていたのが印象的です。

具体的に船を改築して学校にするという斬新なアイディアは、当時のウィーン市長だった故ヘルムート チルク氏ですが、文科省、スポーツ、建造物研究所、ウィーン市議会部門の度重なる話し合いでけりが付いたそうです。チルク氏は余談ですが「男はつらいよ」が好きな親日家として有名でした。

たまには故障する船ですが、今まで大きな事故になったりすることはなく、水漏れで別館の体育館が使えなかったくらいです。今では船の学校もウィーンのシンボルの一つでドナウ観光のついでに立ち寄る人もいます。サマーキャンプもあり、ドイツ語の強化コースもやっているため、海外からの参加者も船の学校内で催されるドイツ語コースに多くの申し込みがあるくらいに人気です。

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特集 特集記事   記:  2017 / 08 / 22

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