わたしこんなの買ってはる

さよなら、歌舞伎座!

東京・中央区

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この建物ともお別れ......

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さよなら、歌舞伎座!
休みを利用してオーストリアから来ていた息子は、高校のころから古典芸能に興味を持ち、知人などから歌舞伎のDVDを送ってもらっては自宅で楽しんでいた。そして、幸運にも今年の4月で立て替えとなる「歌舞伎座」のチケットが取れ、私の両親とともに鑑賞に行くチャンスがあった。
何百年も前からある古い建物や文化を大切にしているオーストリアに住んでいる彼にとって、どうしてこの建物自体を維持せず、モダンなビルの中に入れてしまうのか納得いかなかったようだが、残念ながら日本には日本のご事情がある。数年前の耐震偽装問題に始まり、多分楽屋が狭いなどの不便さがあるのではと私が勝手に思っているが……実際はどうなのだろう(注・築84年、前回改修後58年という年月を考慮し、立て替えとなりました)。

少し遅刻気味だった私がタクシーを飛ばしていくと、年配の運転手が「あの東銀座にある歌舞伎座ですか? あの歌舞伎座ですよね?」と何回も念を押しつつ、立て替えの件は知らなかったらしく「残念ですね……」と驚いていた。

現在、歌舞伎座での上演では、外国人向けの英語解説だけでなく、日本語の解説も聴けるイヤホンが貸し出されており、息子は英語解説でストーリーを楽しんでいた。内容もいわゆる世話話で現代の感動話だから、ストーリーも追いやすい。
舞台では昭和3年生まれの中村芝翫さんが孫たちと踊っている。品のある女形で踊りも端正で魅力的だ。

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"142歳"をバックに、祖父と20歳の息子
最後は『野田版 鼠小僧』。劇作家・野田秀樹の製作ということで、内容も現代風となっており、言葉も表現もわかりやすい。まさに初心者にはピッタリかも。ごぞんじ、中村勘三郎のテンポのいい舞台運び。ジーンとくる中村屋(屋号)らしい人情芝居は圧巻だった
現代歌舞伎を牽引する芸達者がそろった演目目白押しで、ウィーン生まれの息子も大満足。

本来なら、芝居の幕間に食べる「幕の内弁当」といきたいところだが、はねたあとにゆっくり銀ぶらして「もつ鍋」にビールとしゃれこんだ。6年ぶりの再会である祖父母とも話が尽きず、初めて食べるもつ鍋もパクパク。20歳を迎えたばかりの息子、140年余りで幕を閉じる歌舞伎座。思い出に残る銀座の一夜だった。

※この特集記事は2月に執筆されましたが、4月28日の歌舞伎座の最終公演に合わせ、内容を再構成したものです。











特集 わたしこんなの買ってはる   記:  2010 / 04 / 29

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