買ってらっしゃいませ、お客サマー

祝! 富士山ご来光

日本・富士山

091001_01.jpg 生れて一度は登りたい、富士山。

古来より霊峰といわれることもあり、富士登山は参拝登山とも言われている。 頂上には「コノハナサクヤヒメノミコト」の神を奉っていること等を含めて、日本屈指のパワースポットといわれることからも、近年若者の中でも流行。五合目・吉田口の8月は相当な人人人……。ここから八合目の山小屋まで、高山病にかからないように、腹式深呼吸を意識的に持続しながら小幅で歩き、30分から40分ごとに休憩をして、水を飲む。
平坦な道から山道に入り、汗と埃が容赦なく身体にまとわりつき始めたことから、パーティの添乗員が言っていた「富士登山はハイキングではありません、過酷さを含みます」の意味が少しわかってきた。

新幹線や飛行機から見る富士山は、りりしく、美しい。しかし足元の富士山は、ごつごつした岩と土の景色が続く殺風景。登山者のバックパックとゴアテックス(防水素材)の鮮やかな色だけが目立つ。 091001_02.jpg
看板のノリは軽いですが、断念者続出の八合目
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ひと味違う!? ごちそうの数々
六合目、パーティの中から、ちょっと具合の悪い人がでてくる。「頭が重い」、「足が痛い」。
七合目、足元をはばかる岩の間になんとカモシカが颯爽と現れ、ひいひい言って登っている人間を観察している。そのころには軍手をして、ロッククライミングもどきの登り方となる。と、ここで晴天の霹靂(へきれき)。青空にガスが登り私達は霧の中に吸い込まれ、矢のような雨が降り始める。土砂降りの中、雨具を着装。また登り続ける。 091001_04.jpg
カモシカが登山者を見つめる
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ヘッドライトが創り出す“クリスマスツリー”
八合目前には、「もうダメ」という年配者や酸素ボンベを離せない子供が次々と根を上げ始める。そこで、元気づけるためのガイドや参加者の掛け声が。
「最後尾大丈夫ですかあー」「オッケイでーす」。

八合目山小屋「大使館」は、まさしく雲の上だった。ここでの夕食は、カレーとウインナーに鯖と富士山まんじゅう。なんでも美味しい。空気が違うからかもしれない。仮眠をして、夜中から頂上にアタックする。登山者のヘッドライトが螺旋状の山道を飾る、これを富士山のクリスマスツリーというらしい。

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祝・登頂!
八合目から頂上までが、今まで以上に大変な過酷な山道であり、「もう登れない」と登頂断念する人が続出。残ったメンバーで頂上を目指す。ある女性は「くそーっ、くそーっ」と連発しながら、金剛棒で、険しい斜面を突き登る。最後の階段を登ると、迎えてくれる山頂の神社の鳥居。境内からの祝詞と太鼓が響く頂上では、しばらくするとごほうびのご来光!
まさしく自分はサンライズの真正面にいるのだ!
日本でいちばん天に近い場所、3776mでの祝福が、疲れと苦労を吹き飛ばし、ここまで登った自分を讃えるような祝祭の時を感じることができた。
ありがとう。
ありがとう、すべてに。











特集 買ってらっしゃいませ、お客サマー   記:  2009 / 10 / 01

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