旅ゆけば博打メシ

in戸田&大森 電車通勤な戸田グルメと地元・大森のうまし夜

2014 / 10 / 10

9月23日 埼玉県戸田市 ボートレース戸田

9月は長期出張がなかった。珍しく月の大部分を東京で過ごしたわけだ。だが……普段よりもはるかに疲れた! ボートレース戸田で、プレミアムGIヤングダービーが開催されたからである。戸田とは、埼玉県戸田市。JR埼京線・戸田公園駅が最寄となる。レース場と並んで流れる荒川を渡れば、東京都。つまり1週間、ビッグレース取材に家から通うわけである。我が棲家からはドア・トゥ・ドアで約1時間半。出張の場合、レース場の近くに宿をとるので、最大でも所要時間は30分ほどである(10月出張の常滑はホテルから徒歩2分だ)。しかも、朝の出勤ラッシュに潜り込まねばならない。ハッキリ言って、出張取材のほうが断然ラク! なのである。

しかも、戸田ボートには、長い旅路を乗り越えて辿り着いたとしても、「必食!」というべきグルメが少なかったりする。溜まりに溜まったストレスを解放するのがちょいと難しいのだ。

珍しいところでは、「吉野家」が出店されている。吉野家自体は珍しくもなんともない牛丼のスタンダードだが、ボートレース場内に出店されているのはここだけ(東京競馬場などにもある)。かつてBSE問題で牛肉の輸入が困難となり、巷の店舗では豚丼しか提供できなかった時代、この戸田ボート店では牛丼を食うことができた。なんでも契約上の問題ということだったが、その頃には立派な戸田ボート名物グルメということができただろう。もちろん今は、単なるボートレース場支店。家から徒歩2分のところに吉野家があるので、わざわざ戸田ボートで食おうとは思わない。

いちおうのお気に入りは、吉野家も入っているフードコート内にある旭川ラーメンだ。「昇龍」というお店で、もう長らく通っている。味は濃厚醤油味で、空腹のときなどは満足度が高い。すりおろしたニンニクを入れて食うとさらに美味いのだが、取材時はさすがにご法度。選手にインタビューしたら、間違いなく顔をしかめられるだろう。

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ボートレース戸田のフードコートにある「昇龍」で「旭川ラーメン」を。
この濃い醤油味が満足の逸品です
ただ、これは印象でしかないのだが、食うたびに味わいが薄めになっているような気がする。それでも美味いのだが、10年ほど前を思い出すと少し寂しいのが正直なところである。

BOATBoy編集部にファンが多いのは、フードコートの並びにある「ワールドII」。ワールドIは……ない。かつてはあったのかもしれないが、記憶にない。このワールドIIはいわばトンカツ屋で、BOATBoyスタッフのおすすめはカツ煮定食。トンカツを卵でとじたもので、これをご飯の上に載せればカツ丼だ。メニューにカツ丼はあるけれども(これも美味い)、スタッフはみなカツ煮定食を愛している。

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同じく戸田のフードコート内「ワールドII」にある「カツ煮定食」。
“勝つ”が“2(に)”なんて縁起を担いでいただきましょう
たしかに美味い。甘辛の味付けは安定感があり、トンカツはしっかりとした厚みがあり、また柔らかい。トンカツへの力の入れようがひしひしと感じられる逸品である。ただ、四捨五入で50歳にもなる年齢になれば、毎日はきつい。興味のある方はぜひ腹を空かせて戸田ボートを訪れてほしい。そのボリューミーなトンカツに満足感を得られるのは間違いない。若者なら数日連続でも充分いけるだろう。僕の場合は1週間に1度が限度だが。あ、カツカレーも美味いっす。トンカツ毎日でもOK、という方ならぜひ通い詰めていただきたい。

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大森駅前「祭寿司」で「筋子の握り」を。
旬の味わい、いくらとはまた別物です
家からの通いなのだから、夜の宴も地元に戻ってからとなる。いや、今回は宴はなかった。へとへとで帰り着いての一人酒、である。戸田公園駅周辺にも店はあるが、多くはチェーン店。戸田公園から3駅の赤羽の立ち飲み屋で軽く飲んで帰った日もあったが、写真は撮れなかった。携帯電話も使用禁止というお店でしたから。

というわけで、大森。まずは以前にも紹介したことがある祭寿司。安くて美味くて、カウンターでも気楽にくつろげる名店である。今回は、筋子の握りを食した。これはおおよそ9月頃にしか食えない、まさに旬の逸品。いくらよりもねっとりとしており、味も濃厚。軽く振りかけられた柚子の風味がどんぴしゃで、毎年この時期が待ち遠しくなるネタである。10月中はまだ食えるのかしらん? 舟券ブチ当てて、確かめてみたいものである。

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大森駅前商店街にある「富士川」で一杯。
こちらも旬、ツヤツヤの「さんま刺し」でいい夜を
舟券負けたときには、ザ・大衆酒場とでもいうべき「富士川」が心強い。新さんまの刺身が400円くらいだもんな〜。適度に食って酔って、2000円程度。今年は年末の賞金王が平和島開催で、大森はその最寄のひとつ。ボートレース最大のビッグレースを観戦するついでに、ぜひどうぞ。


※次回は11月7日に公開です。戸田で行なわれたGIヤングダービーの模様は10月11日発売の『BOATBoy』にて。現場からのほぼリアルタイム更新『BOAT RACE ビッグレース現場レポート』は、常滑・SGボートレースダービー(全日本選手権)を前検日10月13日から最終日19日までお送りいたします。
そうそう、ご本人さま登場のインタビュー、まもなく一年「賞金女王展望」と「賞金王展望」も、昨年の趨勢などとともにまだまだ楽しめます!











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