旅ゆけば博打メシ

in下関 場外に場内に、美味い!ばっかり夢出張

2014 / 12 / 05

11月25日 山口県下関市・ボートレース下関

下関に行くのは、本当に楽しみなのである。それは「味覚」があるから! JR下関駅から徒歩3分ほどのところにポツンとある名店中の名店。いつ訪れても大混雑で、今回も満席のため断念した夜が2度ほどあった。とにかく魚が美味い! そして安い! メニューには値段が記されていないが、まったく心配ない。会計を頼んだ際に渡される伝票を見て、驚くほどである。あれだけ食って、この値段!? 舟券負けてたって、安心して暖簾をくぐれる。

たとえば、このふぐである(現地では「ふく」と呼ぶ)。

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下関の「味覚」。こんな夢のような「ふく刺し」が格安で食べられます
11月以降の下関は、なんてったってふぐ! 相方の畠山直毅と二人で行って、迷うことなく2人前頼んじゃうのである。美味い! 味わいは濃厚で、噛めば噛むほど旨みが口中に広がる。さすがに本場のふぐである。このほかに、鯛、いか耳の造りを注文し、さらにカニみそ、酢ガキ、名物のしらす丼、貝汁などを注文、日本酒は二人で1升は呑んだだろうか。もちろんぜーんぶ興奮ものの美味さであり、それで1万円をちょい出るくらいなのだから、コスパ良すぎでしょ。ちなみに、「小鉢」のカテゴリにあるメニューを頼むと、ビックリしますよ。今回でいえば酢ガキがそれにあたるのだが、ドンブリくらいの器にカキがテンコ盛り。これは小鉢ではなく大鉢だろ! と嬉しいツッコミを入れることになった次第です。

しかーしっ! もう残念極まりないというか、夢であってほしいというか、この味覚、年内で閉店してしまうのである。店内の張り紙によると「一時閉店」とはあるが、これがラスト味覚になる可能性が高い。あぁ、こんな悲しいことがあってもいいのか……と畠山ともども、涙浮かべつつ盃を交わした次第である。再開してくれないかなあ。

ただし、味覚がなくなってしまっても、下関出張に不安はない。まだまだあるぞ、下関の名店! 以前からのお気に入りは「三枡」。外観は一瞬、高級料亭かと見紛うような雰囲気なのだが、実際は大衆居酒屋。吉田類さんが「居酒屋放浪記」で訪れたこともあるそうだ。ここも魚が美味い! 今回は「フカの洗い」なる初耳のメニューを注文。サメっすよね? これがまた濃厚かつ洗練された味わいで驚いた。

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「おかもと」の「刺し盛り」。文字通り盛られまくってます
「おかもと」も最高です。まず、入店時にテンションがマックスとなる。「魚屋?」と首を傾げる、魚介類がこれでもか!と陳列されたショーケースの前を通って店内に入るのだ。だからもちろん魚が美味い! 刺身も種類豊富でとろけるような美味さだし、まぐろのかま焼きはその巨大さにひっくり返る(3人以上で注文しないと食い切れません)。メニューを見ると、グラタンも自慢のようです。食べたことないけど。美味し魚を心ゆくまで堪能したければ、ここに足を運ぶべし。

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そしてはみ出る「かま焼き」。3人以上でどうぞ
また、今回初めて行ったのが「いちば」。おでん屋さんだ。関東風と銘打っているが、出汁は見た目がかなり濃くて、むしろ静岡おでんを思い出す。これがまた美味すぎ! 春菊、もやし、ねぎのおでんがあるんですよ。これがもう絶品の美味さだ。酒も、長く愛飲している山口の地酒「貴」、最近ハマっている鳥取の地酒「こなき」があって、もう幸せ! 次の下関出張からは通うことになるだろう。

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この出張で見つけた「いちば」の「おでん」。
静岡おでん風の黒い出汁にもやしなど珍しい具も
そして、今回は“下関のエビス屋”を畠山が発見! 「一膳」だ。食堂であり、飲み屋でありという、まさしく北九州は黒崎のエビス屋食堂のようなお店で、違うのは24時間営業ではないこと。ここには結局、4日ほど連続で通った。刺身系も揚げ物系も煮つけ系もホッとするような味でしたなあ。で、まったく約束もしていないのに、エビス屋で毎晩のように顔を合わせることになるボート関係者とバッタリ。しかも2回も。「お互いこういう店が好きだよね〜」なんて笑い合ったものであります。次の日のレース場では「黒須田がエビス屋みたいな店にいた」と知れ渡ってました(笑)。ここも次の下関でさらに常連化することになるのだろう。

さて、ボートレース下関のグルメだが、かねてから特筆するようなものが見当たらなかった。「くじらバーガー」とか「くじら定食」が唯一無二のレース場グルメとして有名だったのだが、正直珍しいだけという感じで、一度試したあとは食指が伸びなかった。チャンポンはそれなりに美味いが、まあ九州方面では定番であり、突出しているとは言い難い。今回は困ったなあ、とか思ったりしていたわけである。

しかし発見! ありました、美味し下関グルメが!「ちゅうりっぷ」という店のカレーが絶品だったのだ。常滑ボート「アリス(現キャニオン)」のカレーと同じ方向性の、よく煮込まれた優しい味わいで、毎日食っても飽きないカレーだ。メニューでもっとも高いのがハンバーグカレーで、「普通はカツカレーがいちばん高いんじゃないの?」と思いつつ注文したら、ハンバーグがまた美味かった。注文したあとに焼くという手の込んだハンバーグで、結局3回ほどいただきました。今回は昼も夜も、実に幸せな晩秋の下関、でしたな〜(味覚閉店のニュース以外は)。

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幾多の下関出張でついに見つけた場内での絶品!
「ちゅうりっぷ」のカレーからこちらは「ハンバーグカレー」

※次回は1月9日に公開です。下関で行なわれたSGチャレンジカップ/GIIレディースチャレンジカップの模様は12月11日発売の『BOATBoy』にて。現場からのほぼリアルタイム更新『BOAT RACE ビッグレース現場レポート』は、まず平和島・SGグランプリ(賞金王決定戦)を前検日12月17日から最終日23日まで、そして住之江・GIクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)を前検日25日から最終日31日までお送りいたします。
そうそう、ご本人さま登場のインタビュー、昨年の「賞金女王展望」と「賞金王展望」も、今年との違いなどとともにまだまだ楽しめます!











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