海派のワタシ - これが Momi Style

これが Momi Style

102

＜海派のワタシ＞

風薫る5月、気持ちよい初夏のこの季節…、のはずが何故かこの2、3日ひどい雨続き。横浜高島屋通いの真っ最中だが、やっぱり来たかぁ。横浜の時は何故か天変地異が起きると思い込んでいる。台風大雨大雪、電車が止まったり何かしらある。どーしてなんでしょ。

この季節、夏を予感させる日差しに何となくウキウキして手にとりたくなる素材がある。海からやってきた素材たち、シェル。この独特の清潔感が好きだ。肉厚の貝殻をカットした石ころの様なものや、マザーオブパールと呼ばれる真珠貝を加工したもの、パールとはまた違った内側から滲み出る光を発する。見る角度によって変化するその光沢は高級フレンチや懐石ではなく、細巻きだったり、朝モリモリ食すサラダのようにフレッシュで小粋だ。高級ではないがチープでもなく、こんなものが存在する事にまたまた驚いてしまう。

今年はこの貝をスライスしたものに出会った。イメージとしては海辺の町のスーベニールにあるアレ。風に吹かれてシャラシャラと音をたてているアレはいったい何だったのだろうか？風鈴のようなもの？　厚みのあるものと違ってうっすら透けたこのシェルは透け感と重なり、そして音を楽しむ。

思い返すと小さい頃から貝が好きで海辺で貝を探してずーっと歩いていたりした。大好きな本“海からの贈物”（リンドバーグ夫人著）も貝になぞらえて語られるエッセイである。やっぱりワタシは海派なのか？

-----イベント情報-------------------------------------------------