美味良品 おとりよせしました

旦木瑞穂の「島ウマ!」Vol.06
豊かな海の旨味がギュッ!
日間賀島の「タコ飯」と「活大アサリ」!

2018年もよろしくお願いいたします。お正月には、手の込んだ豪華なおせち料理を堪能された方も多いと思います。でも、手の込んだ豪華な料理が続くと、素材の味を活かした素朴な料理が恋しくなりませんか? そこで今回は、炊くだけ!焼くだけ!簡単ですごく美味しい! 日間賀島の「タコ飯」と「活大アサリ」を紹介します!

01.jpg ▲タコの干物

02.jpg ▲活大アサリ

■日間賀島は「多幸の島」「福の島

日間賀島は、愛知県の西側にある知多半島の先端から2.4kmの沖合にあります。師崎港から高速船に乗れば10分程度で行けるため、「名古屋から一番近い島」と呼ばれています。
島の周囲は6.6km。一番高いところでも標高30mほどの、平らで小さな島です。海岸沿いをゆっくり歩いても、2時間もあれば一周できてしまいます。
木曽川と長良川、揖斐川の木曽三川が流れ込む伊勢湾。矢作川や豊川が流れ込む三河湾。大河が運んできた豊かなミネラル分によって育まれた島周辺では、カワハギやマダイ、渡りガニや車エビ、剣先イカやアサリなど、水揚げされる魚介の種類も豊富です。縄文時代から漁業を生業にしてきた島では現在も漁業が盛んで、後継者も育っています。 日間賀島は別名、「多幸(タコ)の島」「福(フグ)の島」と呼ばれ、昔からタコやフグが獲れました。愛知はタコとフグの漁獲量が国内でも上位の県。中でも日間賀島はフグ漁の中心的存在でしたが、島内でフグはほとんど消費していませんでした。そこで平成元年からフグ料理の開発や技術向上に取り組み、現在ではフグが旬を迎える冬になると、県外から多くの人が訪れるようになりました。
タコは通年食べられますが、秋には島のあちこちで干しタコが風に揺れる風景が見られます。干しタコは「ひっぱりだこ」の語源といわれ、正月には氏神様に供えられ、大漁、家内安全、無病息災が祈願されます。また、島に伝わる民話によると、600年ほど前、大きな地震に襲われ、島唯一のお寺が海に沈んでしまいました。しかしある日、そのお寺に安置されていた阿弥陀様が、大タコに守られるようにして漁師の網にかかったそうです。以来、阿弥陀様は「蛸阿弥陀如来」として、島のお寺に祀られています。

03.jpg ▲こんなに大きい!

■いざ、調理!

まずは、「タコ飯」です。
タコと一緒に送られてきたレシピを参考に、少しアレンジして作ってみました。洗った米3合にだし汁と薄口醤油、日本酒。刻み昆布と戻した干し椎茸、そしてぶつ切りにしたタコの干物を入れ、炊飯器をセット。
炊き上がりを待つ間に「活大アサリ」を調理します。

04.jpg ▲開くとこんな感じです

こちらも同様に、「活大アサリ」と同梱されていた下処理方法に倣って調理していきます。大きな貝殻の合わせ部分に包丁を入れます。貝はまだ生きていて、時々微かな音を立てています。殻がぎゅっと閉じているため、なかなか包丁が入れられません。何とかして奥まで入れられれば、あとは手で開けます。蝶番のように繋がっているところをハサミで切り離し、水洗いして砂などの汚れを取り除いたら、下処理はおしまいです。 やっぱり「本当に美味しいものは、何もしなくても美味しいはず」ということで、グリルでそのまま焼き、ネギを散らしただけのものと、ほんの少し醤油を垂らして焼き、ネギを散らしたもの、マヨネーズとバジルをかけて焼いたものの3パターン用意しました。

05.jpg ▲グリルで焼くだけ♪

■実食!「タコ飯」と「活大アサリ」

「タコ飯」が炊ける匂いが漂ってきました。炊飯器のフタを開けると、赤紫色に染まったご飯がとっても美味しそうです。ふんわりと茶碗によそって、いただきます。
ほんのり香ばしいような、食欲をそそるいい匂いです。タコの旨味がご飯全体に染み込んでいます。見かけほど濃くなく、何杯でも食べられそうな、やさしいけれど奥の深い味になりました。

06.jpg ▲タコ飯が炊き上がりました〜!

「活大アサリ」の方も、とても いい匂いです。目を閉じると、海の情景が浮かんで来るようです。 グリルを開けると、アサリから滲み出たつゆが貝殻から溢れそうです。まずは「ただ焼いただけ」のアサリからいただきます。

07.jpg ▲アサリから滲み出たつゆがたっぷり!

滲み出たつゆには、アサリの旨味成分がこれでもか! と凝縮されています。身が大きいだけでなく、弾力や歯ごたえが強力なため、ものすごく食べごたえがあります。噛めば噛むほど旨味が染み出てきて、いつまででも噛んでいられます。
醤油で味付けしたものは、醤油の香ばしさが加わり、味に深みが増しました。ご飯やお酒が進みそうです。

08.jpg ▲マヨネーズのコクとアサリの旨味がピッタリ!

マヨネーズで味付けしたものは、旨味にコクがプラス。照り焼き風の甘辛い味わいが病みつきになりそうです。

海の旨味がギュッ! と詰まった、愛知県日間賀島直送の「タコ飯」と「活大アサリ」。
調理はとっても簡単! そのままですごく美味しいので、ぜひ一度試してみてください。

09.jpg ▲何杯でもおかわりしたくなる美味しさ♪


■タコの干物
産地:愛知県三河湾
内容:約160g
販売価格:1330円(税込)
かねと商店 TEL 0569-68-9222
http://www.kaneto-shouten.com

■活大アサリ
産地:愛知県三河湾
内容:特大1kg(4粒程度)
販売価格:1922円(税込)
いの丸水産 TEL 080-1555-2960
inomaru-hh2009@shop.rakuten.co.jp


旦木瑞穂(たんぎ みずほ)

愛知県出身。
産経デジタル「New Roses Web」にてグルメ・イベントレポートや、鎌倉新書「月刊 仏事」で葬儀や介護に関する記事などを連載。各種パンフレット、ガイドブックなどの企画編集のほか、グラフィックデザイン、イラスト制作も行なう。

Twitter:@mimizupon











エンタメ 美味良品 おとりよせしました   記:  2018 / 01 / 19

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