ikkieの音楽総研

第324回 ライヴレポート編 NIGHT RANGER ―― コロナ禍以降、3年振りの来日は40周年記念公演!

2022 / 11 / 01

10月21日と22日の2日間、昭和女子大学人見記念講堂で行われたNIGHT RANGERのライヴに行ってきました! NIGHT RANGERは2019年のライヴからちょうど3年ぶりの来日でしたが、個人的にもコロナ禍以降の大規模なライヴはその時のライヴ以来3年振り……。今回の音楽総研は、来日公演2日目の10月22日のライヴレポートをお届けします!

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17時を5分ほど回ったころ会場が暗転し、大きな拍手と共に観客席が総立ち(前日は空席があったようだけど、この日はほぼ満席)! そしてシンフォニックなアレンジの『(You Can Still) Rock in America 』をバックに、「Please Welcome, NIGHT RANGER!」の野太い雄叫び! 海外アーティストのライヴはこれが興奮するんだよなあ。ダッ、ダッダッ! という『Don't Tell Me You Love Me 』のイントロ風のリズムに合わせ、順にメンバーにスポットが当たる。お馴染みの演出ではあるものの、やはりカッコいい! そのまま『Don't Tell Me You Love Me』に行くかと思いきや、今回のオープニングは『(You Can Still) Rock in America』だ。68歳のジャック・ブレイズ (Vo,B)を始め、メンバー全員がそれなりの年齢になったNIGHT RANGERだけど、見た目も演奏も相変わらず若々しい。スモークが吹きあがったブラッド・ギルス(G)、ケリ・ケリー(G)のソロパートでは早くもクライマックスかのように盛り上がる。

『(you can still) Rock In America』
10/21のファン撮影動画。オープニングがカッコ良かったー!
(大合唱してますが、みんなちゃんとマスクしています)

 


サウンドバランスは前日より改善されていたものの、良いとも言えず......が、これは俺が観ていた場所のせいもあるとも思う(この日は下手側の端の席で、前日は偶然にも同じ場所の1列前)。ギターソロ後にバンドの演奏を止めてジャックが客席にマイクを向けると大合唱が起こったけど、「声出していいのかな......」と、前日に続いて少々もやもやしてしまう(大阪ではジャックが静かに歌ってと言ったらしい)。

キャッチーな『Four in the Morning 』、ケリー・ケイギー (Dr,Vo)が歌う『Sing Me Away 』と続き、「日本に戻ってこられて嬉しい」というジャックのMC。そして、メンバーそれぞれを指しながら「全員ダム・ヤンキーだ」なんてジョークを言いつつ(くそったれヤンキーなんて意味だけど、コテコテのアメリカ人だみたいなニュアンスかも)、ジャックがかつて在籍していたDAMN YANKEESの『Coming of Age 』を。そして目下の最新作『ATBPO 』から、「Baby,Baby,Baby」のコーラスがなんともNIGHT RANGERらしい『Bring It All Home To Me 』をプレイし、現在進行形のバンドとしての姿も見せてくれた。

「2020年、2021年とひどい年だったけど、今は丘のてっぺんにいるぞ!」というジャックの言葉にアメリカと日本の違いを感じてしまったけど、来日公演が実現したのはもちろん嬉しい。そして「次はバラード(日本風の発音で)だ。ケリーが歌うよ......あ、エリックサン、ゴメンナサイ、美しいピアノを日本のみんなに聴かせてくれ」と、バンド最年少のエリック・リーヴィー(Key)をいじりつつ、エリックの美しいピアノソロから『Sentimental Street 』へ。御年70歳のケリーは高音が少々キツそうではあったものの、ミスターバラードシンガーたる魅力は健在! その歌声は相変わらず素晴らしい。そしてこの曲のブラッドのソロがいい! ブラッドのギターは泣くんだよね。

「今日は日本での78回目のショウだ」と話すジャックに大きな拍手が起こる。そして「1982年に戻ろう。あれから40年だよ」と、デビューアルバムに収録の『Night Ranger 』をプレイ。途中、ケリーのドラムソロに途中からメンバー全員が加わり、寄ってたかって(こう形容するのがぴったり)ドラムを叩きまくる楽しいジャムで大盛り上がり。そしてアコースティックギターに持ち替えたケリとジャック、エリックの3人でDAMN YANKEESの『High Enough 』をプレイ......と思ったら、すぐに止めて「今日はスペシャルな曲をやろう。土曜日だもんね」と始まったのが、同じくDAMN YANKEESの『Come Again 』! 正直なところ、DAMN YANKEESよりもNIGHT RANGERの曲をもっと聴きたいと思っていたんだけど、『Come Again』をライヴで聴くのは初めてだったから、思わず「おお!」と声が出てしまった。しかも、トミー・ショウ の高音パートをジャックが歌っていてびっくり。この曲に限らずだけど、ジャックは声がよく出ていたなあ。『Come Again』をワンコーラスやってそのまま『High Enough』へ。客席がヴォーカルを任されたパートではジャックから「スゴイ!」とお褒めの言葉が。


『Come Again/High Enough』
10/22のファン撮影動画。Come Again、フルコーラス聴きたかったなあ

 


急遽やった、といった感じで隠れた名曲『Reason to Be 』をプレイし、続けて「俺たちのフェイヴァリットソング。とても大切な曲だよ」とプレイされたのは『Goodbye 』。何度も書いているけど、この曲は俺にとってもフェイヴァリット。ノスタルジックな切ないメロディ、エンディングのブラッドのソロに胸が熱くなる......。そしてそのまま『When You Close Your Eyes 』へ。疾走感のあるリズムと、キャッチーで切ないメロディ、これぞNIGHT RANGER! お気に入り曲の連発に俺の涙腺はあっけなく決壊してしまう。そして本編ラストの『Don't Tell Me You Love Me』へ。40年前の楽曲が今なお当時の魅力を少しも損なわずにプレイされ、会場中を興奮させている......! エンディングでメンバーを紹介したジャックが最後に言った「We are Still NIGHT RANGER!」には痺れたぞ。「このままステージを降りずにもう1曲やるほうがいい?」と、名バラード『Sister Christian 』を。そして大いに盛り上がったライヴは恒例(?)の三本締めで終了。これ、外国人には面白いんだろうね。

『When You Close Your Eyes』
画質がかなり悪いけど、この曲はオフィシャルのMVを。
この頃の映像と比べるとさすがにみんな歳取ったとは思うけど、ブラッドは今のほうがカッコよくない?

 


今回のセットリストは新作から日に1曲ずつ、他はすべて人気曲ばかり、というベストヒット選曲でした(2日間で数曲入れ替えあり)。欲を言えばもう少し新作からも聴きたかったけど、新作に伴うツアーというよりは、40周年記念ツアーの色合いが強かったんだと思う。それでも十分に満足! 出口に向かう行列で聞こえてきた「どのバンドのライヴよりも満足度が高い!」との声に、大きくうなずいていた俺でした。


2022.10.22昭和女子大学人見記念講堂 セットリスト

1.(You Can Still)Rock in America
2.Four in the Mornig
3.Sing Me Away
4.Coming of Age
5.Bring It All Home To Me
6.Sentimental Street
7.High Road
8.Rumors in the Air
9.Secret of My Success
10.Night Ranger
11.Come Again
12.High Enough
13.Reason to be
14.Goodbye
15.When You Close Your Eyes
16.Don't Tell Me You Love Me
17.Sister Christian



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