ikkieの音楽総研

第340回 洋楽編 DEF LEPPARD ―― 英国の国民的バンドが"女王陛下のオーケストラ"とも称される名門、ロイヤル・フィルと共演!

2023 / 06 / 13

ついにMÖTLEY CRÜEDEF LEPPARDのジョイント・ツアー、“The World Tour”の詳細 が発表されましたね! この“The World Tour”は、もともと彼ら2組にPOISONJOAN JETT & THE BLACKHEARTS がスペシャルゲストとして加わり、“The Stadium Tour”と銘打って北米で行われたツアーで、そのメンツの豪華さから日本での開催が熱望されていました。ニッキー・シックスが日本にも行くとSNSで発表したのが去年だったか……、いつ来るのか、どこでやるのか、チケット代はいくらか、そもそも本当に実現するのか、などなど、詳細の発表を今か今かと首を長くして待っていたんだけど、ようやく発表してくれました。残念ながらPOISONとジョーン・ジェットの帯同は実現しなかったけど、MÖTLEY CRÜEとDEF LEPPARDが一緒に観られるだけでも十分。ちょっとチケット代が高い……とは思うものの、昨今のチケット代事情を考えると、これでも安いほうなんだろうね。会場のKアリーナ横浜(今年9月に開業予定)もどんなところなのか気になるし、今から楽しみにしています!

さて、今回の音楽総研は、そのDEF LEPPARDが先月リリースした英国を代表するオーケストラ、ロイヤル・フィル・ハーモニー・オーケストラと共演したアルバム、『Drastic Symphonies 』についてあれこれと。このアルバム、凄くいいんですよ。

Drastic Symphonies.jpg
DEF LEPPARDがロイヤル・フィルとの共演アルバムを発表すると聞いた時、実は意外な感じがした。というのも、HR/HMバンドとオーケストラとの共演と聞くと、やっぱりDEEP PURPLERAINBOWイングヴェイ・マルムスティーンといったクラシック音楽に影響を受けたアーティストか、DREAM THEATER のようなシンフォニックなサウンドのアーティストがやるイメージが強いからね。まあ、KISSも過去に共演はしているけど、KISSの場合はオーケストラの団員がKISS風のメイクをしていたり、エンターテインメント的な要素が強かったような印象がある(でも、これはこれで“アリ”だった)。DEF LEPPARDにもドラマティックな楽曲はたくさんあるし、これまでにもストリングスなんかを使った楽曲があったりもするから、相性が悪いわけではないと思いつつ、やっぱり、「なんで?」という気持ちが先だったなあ。

シンガーのジョー・エリオット によると、この共演はロイヤル・フィル側からのオファーで実現したものだという。これまた意外な経緯だったけど、新日本フィルハーモニーがジョー・リン・ターナーを迎えてRAINBOWの楽曲を演奏したコンサート は、新日本フィルハーモニー側からのオファーだったはずだし(素晴らしいコンサートだった!)、クラシックの音楽家たちの中にも、意外とHR/HMのファンが多いのかもしれない。ドラマティックなサウンドのHR/HMにクラシックとの共通点を感じていたりするのかもね。

『Pour Some Sugar On Me ft. Emm Gryner & BBC Concert Orchestra』
この変わりようにはほんとに驚いた! でもこのバージョンもいいね

 


今回のアルバムは『Drastic Symphonies』と名付けられているように、ドラスティックな(=思い切った、抜本的に)アレンジが施されている楽曲が多く、たとえば『Pour Some Sugar on Me』は原曲の名残がほぼなくなっていて、初めて聴いた時は思わずタイトルを二度見してしまった。本作の制作は基本的にDEF LEPPARDの過去の音源を使って、そこにオーケストラの音源を重ねていったようだけど、あらたにヴォーカルやギターを追加した楽曲もあるという。『Pour Some Sugar on Me』はヴォーカルを録り直し、ジョーとカナダの女性シンガー・ソングライター、エム・グライナー とのデュエットに生まれ変わった。あの楽しいパーティソングがこんなに切ないバラードになるとは......。

『Hysteria』
オーケストラが加わったことで、反対に彼らのルーツが垣間見えたような......?

 


考えてみれば、オーケストラはクラシックだけを演奏しているわけではなくて、たとえば映画音楽なんかも演奏しているし、ロックが生まれる前のポップスだって、オーケストラが演奏していたりするよね。『Hysteria』のギターソロがストリングスに変わっていてもまったく違和感がなかったし、なんだか50〜60年代のアメリカン・ポップスのようにも聴こえて、もしかして彼らの根っこは意外とその辺だったりして、なんて想像もしたほど。そして、もとからドラマティックだった『Gods of War』のアウトロなんかは、まさに戦争映画のサントラのような迫力で、これは生演奏で聴いてみたいなあ、と思わされた。いや、ほんと生で聴いてみたいよ、この共演は!

『Gods Of War』
ドラマティックな曲はよりドラマティックに! オーケストラの醍醐味ですなあ

 


MÖTLEY CRÜEとのジョイント・ツアーではもちろんオーケストラとの演奏はないだろうけど、いつかDEF LEPPARDが日本のオーケストラと共演するのを聴いてみたいものです。......新日本フィルハーモニーさん、どうですか?

 

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